定年3年前の美馬先生の記事ですが、
あぁちゃんがブログをはじめでまもない頃のNEWSでした。
今数えてみたら私も病気のブログ書き、3年。
これからも宜しくお願いします。
↓ は徳島新聞記事コピー。
『呆けないための生活術 ~脳脊髄液という新しい視点から』
体の老化防ぐ試みを 運動や脳トレ習慣付けよう 2010/3/24 12:29 徳島記事
山王病院脳神経外科部長 美馬達夫氏
滴翠クラブの3月例会が23日、徳島市の新聞放送会館であり、山王病院脳神経外科部長で国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授の美馬達夫氏=徳島市出身=が「呆(ぼ)けないための生活術~脳脊髄(せきずい)液(髄液)という新しい視点から」と題して講演した=写真。美馬氏は「生活習慣病の予防が老化を防ぎ認知症の予防につながる」と述べた。講演要旨は次の通り。
髄液は1日に約500ミリリットル作られ、脳室や脊髄を循環して脳を守っている体液。これがたまったり、漏れたりすれば、認知症の原因となることがある。
髄液が漏れるのは脳脊髄液減少症。ここ数年の研究で、知られるようになってきた。厚生労働省の病気認定は遅れており2012年の予定。
脳脊髄液減少症は、交通事故や転倒による頭部の打撲などで発症する。髄液が不足すると頭痛やめまいが起こり、疲れやすくなる。疲れたら、まず横になって体を休める。1日2リットルの水を飲むことも症状をやわらげる秘けつだ。よくならない場合は本人の血液を注入するのが有効。血のりで固めて髄液の漏れを止める。
髄液が必要以上にたまり循環が悪くなるのが正常圧水頭症。呆けて歩きにくくなり、尿を漏らしがちになる。運動不足や寝たきりだとなりやすい。たまった髄液を抜く治療法がある。
呆けの症状は加齢とともに増大する。85歳以上の男性の半数が認知症になっている。認知症の40%を占めるアルツハイマー病は男性の場合、65~69歳で1・5%、75~79歳で7・9%、85歳以上で27・0%が発症するとされる。
認知症になりやすいのは<1>高血圧<2>高脂血症<3>糖尿病<4>肥満<5>喫煙<6>頭部打撲の経験がある-といった人。つまり、生活習慣病になりやすい人と同じ。高血圧や高脂血症、糖尿病は動脈硬化を招き、認知症も引き起こしやすくなる。
逆に、野菜や魚、果物を積極的に取り、適度な運動や知的活動、社交活動などに力を入れている人は認知症になりにくい。医食同源と言われるほど食事は大切で、青魚や緑黄色野菜を食べ腹八分目を心掛け、十分な睡眠を取ることが重要だ。
認知症は習慣や環境の影響を受けるとされ、体を老化させない生活習慣を身に付けることが大事。前頭前野の働きを活性化させるため、簡単な読み・書き・計算を毎日5分間続けることも呆け予防につながる。
東北大学の川島隆太教授の提唱する脳トレーニング法の音読は効果的。一番簡単な身近な例として、徳島新聞の朝刊コラム「鳴潮」を声を出して読む習慣を付けることは脳の活性化に役立つ。コミュニケーションや手と指を使った運動も大切だ。』
コピーしておいてよかったわ。 記録の大切さを知りました。