紅葉が本格的に始まる前の花散策。
9月12日
朝、普段通りの時間に起きて、窓を開ければ...曇り空。
でも山の上は?
一切経山を映すライブカメラを確認すれば、快晴!
国道115号線を西に向かい、(雲海を突き抜けるといったイベントもなく)山が近づけば晴れ。
吾妻山はもちろん快晴の空の下に綺麗に見えている。
一方、登る予定の安達太良山の山頂や稜線は雲に覆われ、その背後にもさらなる雲が。
これは風が吹き荒れているに違いないと判断。
安達太良連峰の中で唯一雲がかかっていない鬼面山に急遽向かうことに。
チェーン着脱所に車をいったん止めて、家に行先変更などの連絡を。
国道115号線、そして県道30号本宮土湯温泉線。
野地温泉ホテルの駐車場をお借りして・・・
これから登る安達太良連峰北端の山、鬼面山を眺める。
吾妻連峰の鷲倉山と高山も眺めておく。
今回のGPSログ。
安達太良山野地温泉登山口 8:48
ブナッ子路を歩くのは2019年5月26日の「まんてん道開通式」以来。
以前よりも鬱蒼としている感じがするけれど、気のせい?
張り巡らされた根っこに躓かないように気をつけながら、ブナの原生林の中をゆるりと登って行く。
枯れ木にキノコ。
背の高い笹に阻まれ逆光で。
もう蝉の声は聴こえない。
今の時期、ブナの森の中に花は見当たらず。
が、樹林帯を抜け、送電線下の草地に出れば・・・
トモエシオガマ(巴塩竈)が咲いていた。
福島盆地を覆っていた雲は、もう少しで全部消えそうだ。
旧土湯峠 9:10
鬼面山、そして安達太良連峰最高峰の箕輪山。
肩の道標と山頂道標を確認。
状態の良いハクサンフウロ(白山風露)は残りわずか。
エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
他にも花は咲いているけれど、風で揺れて撮り難い。
(下山時は風が収まっていると良いけれど)
第1のガレ場の登りより見下ろす旧土湯峠付近、そして吾妻連峰の山並み。
ちなみに早くも色付き始めているのはミネザクラやツツジ科などの木々。
飯豊連峰は雲の中。
咲き残りのウメバチソウ(梅鉢草)
咲き残りの(?)ヤマハハコ(山母子)
トモエシオガマは今が盛りとあちらこちらに。
肩の道標 9:34
北に吾妻連峰。
そして眼下に新野地温泉相模屋旅館と野地温泉ホテルが。
西の磐梯山は雲に隠れ、猪苗代湖や会津盆地は雲海の下に。
雲が消えた!
東の福島市街地は快晴の空の下に。
その真ん中に信夫山。
そして霊山などの阿武隈山地北部の山並み。
短い休憩を終えて・・・
崖っぷちの矮小化した樹林帯を行く。
大きな盆栽!?
五葉松のトンネルを2つ潜り抜け・・・
崖っぷちの展望地より。
肩の道標を確認。
高山の稜線の向こうにちょこっと吾妻小富士、そして右奥に蔵王連峰。
咲き残りのホツツジ(穂躑躅)
第2のガレ場へ。
風に揺れるエゾオヤマリンドウ(蝦夷雄山竜胆)
久しぶりの(ちゃんとした)山歩きだったけれど、意外と大丈夫だった (^^ゞ
前回は2018年8月19日?
鬼面山山頂に到着 10:03
山頂道標の裏の藪の中に続く踏み跡を辿って・・・
三等三角点(標高1481.8m)にタッチ!
続きます。