平方録

切通し抜け、いざ句会!

句会の後立ち寄った立ち飲み屋のハイボール…と言ったって小さめのジョッキを2杯飲んだだけだが、もしかしてそれが良くなかったのか。
いつものように午前4時に床を離れはしたが、寝不足も加わって思考回路は五里霧中の停止状態。
仕方ない、写真を並べてアリバイ証明となす。


わが二合会の集合場所は江ノ電長谷駅。わが家からはいくつかの道があるが、素晴らしい天気だったので久しぶりに大仏切通しを抜ける道を選ぶ。いざ鎌倉!


いよいよ切通しに差し掛かる


馬が1頭通れるほどの幅しかない道が続く


足元には大岩が転がっていてなかなか一筋縄では通れない


頭上はるかにきれいな青空がのぞくが、足元は夕暮れのように薄暗い


登るばかりだったがこの辺りから平たんな道が続き、木漏れ日も差し込んできてホッとする


最後に垂直に立てかけたはしごのような階段を上ると…


大仏に続く県道が真下に見えた。ここから大仏は目と鼻の先


長谷駅でメンバー10人が勢ぞろい。光則寺で吟行する


光則寺は花の寺として知られたところ。山野草を中心に春夏秋に様々な植物が花を咲かせるが、いまはヤマアジサイの季節






実にさまざまな種類があって、豪華さとは無縁でひっそりと咲いているところは、そこはかとない趣が漂う


樹種は分からないが天を衝く巨樹が新緑を広げている


目を転じると青い空と濃い緑を背景に本堂の独特の屋根が木の間越しに見える


ミヤコワスレ?


カタバミの仲間?


初めて見る水草


テイカカヅラの甘い香りが漂う


鎌倉駅前の会処で句を披露しあった後、飲み足りなくて河岸を代えるために若宮大路を行くが、まだ宵の口だというのに昼間観光客で賑わう大路はひっそり静まり返る


バスを降りて田んぼ道をとぼとぼ歩いて帰る。頭上には上弦の半月が鈍く光っている。天気は下り坂なのだ

<わが提出句>

 ホトトギス切通し裂きいざ句会

 花満ちてブルームーンの只中を

 二番花を待つ嬉しさよかおる風

 バラに梅雨慌てん坊めまだ五月

 五月晴れ梅雨空思うアホらしさ

2番目の句はサクラが満開の3月31日、2度目の満月の夜に逝った尊敬する大先輩を悼んで詠んだ。
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