このところ庭仕事に追われている。
おかげでパトロールにも出かけていないので、自転車の乗り方も忘れたかもしれない。
正月を前に荒れ果てた感じの庭を少しでもきれいにしておきたいという気持ちと、もう遅きに失している感じはあるものの、用意しておきながら放りっぱなしにしている春咲きの球根類の植え付けを急がなければならない。
球根を植えるには植え付けスペースをきれいにしなければならず、枯れた植物を取り除いたり、大きくなり過ぎた宿根草を株分けしたりと、けっこう時間がかかる。
改めて書くまでもなく猫の額の庭だが、作業を始めればこれはもうモンゴルの平原のように広大無辺に見えてしまう。
さいわい、わが家の庭仕事のハイライトであるバラの剪定・誘引作業は年が明けてからやるつもりだから、まだ余裕があるとはいえ、暮れのこの寒さは想定外であり、せいぜい午後1時くらいまでしか作業していないが、何日か重なったおかげで腰がシクシクうずき始めている。
放っておくと"天使の一撃"を食らいかねないので、そちらにも気を使わなければならず、気分はヤレヤレの3乗くらいには達している。
後で知ったことだが、比較的温かなはずの南関東の海辺の町のくせに、昨日は何と最低気温が0.2℃まで下がったらしい。
0.2℃…!って、マジかよっ!と叫びたいくらいの低さである。
午前5時10分に記録されたらしいが、午前7時でもたったの1℃だったというからあきれる。
まるで2月の厳寒期並みじゃないか。
ひと冬に1度あるかないかの超冷え冷え気温だ。
作業中、日は出ていたが、時折吹き抜ける北風に身がすくんだのもムベなるかなだと思った。
年明けからのバラの剪定・誘引作業の時は腰にカイロを張り付けて"専守防衛"にこれ努めなければ大変なことになりかねない。
ボクは夏大好き人間だからへっちゃらだったが、日本、いやっ世界のあちこちでも大騒ぎになった夏の暑さの一方で、今年の冬がこんなに寒くなるとは…
これが地球温暖化の実相ってやつですかね。クワバラクワバラだ。
夏の間は葉っぱを落としてしまい青息吐息だったブラッシングアイスバーグ
11月の声を聞くと葉が茂り蘇ってきて花を咲かせ始めた
つぼみのうちは薄いピンクがなまめかしく…
しばらくはピンクの衣をまとったまま初々しく、また艶めかしく輝き、やがて真っ白な上品な衣に着替えていく
青息吐息状態から蘇って以降、旺盛に咲き続けていて、この分だと正月の庭でもお目にかかれてしまうかもしれない
剪定作業を始めるまでは好きにさせておくとするか…