ぶれずに3日間、わが家から出ることなく庭仕事にいそしむことができたおかげで冬をやり過ごしやがて訪れる春を迎えるための準備はあらかた整った。
後は寒に入ったらバラをせん定し、つるバラのシュートを調えて寒肥を施せば春を迎える庭づくりは完了する。
一昨年、植え付ける場所もないのに衝動買いしてしまったつるバラの「ル ポール ロマンティーク」の成長が思わしくなく、思い切って元気のない「サハラ98」の隣の日当たりの良い所に移植した。
「サハラ98」が元気を取り戻せばシュートを絡める場所がないのだが、門の脇からヤマボウシの枝が伸びてきているので、その枝に這わせればいいやという魂胆である。
「ル ポール…」は人気の高い「ピエール ド ロンサール」の枝替わりで、バラ色がより濃い品種。横浜イングリッシュガーデン(YEG)の河合伸志スーパーバイザーが作り出した品種でYEGの木に絡めた咲かせっぷりが素晴らしく、ボクもあれをやりたいと思ったのだ。
玄関へのアプローチの上空を横切るわけで、「伽羅奢」のアーチと並んで「ルポール ロマンティーク」の自然なアーチ出現に期待がかかる。
上手くいけば御慰み…ってところ ♪
この時期の庭仕事は雑草の処理もそれほど手間がかからず、何より蚊が飛んでいないのが助かる。
日向でもよほどのことをしない限り汗だくになることもない。
まっ、作業を終えた後に冷えたビールが欲しくなることもないのが少し寂しいかなという気はするが、元々アルコールの中でビールはそれほど好きではなく、単に一仕事終えたあとの儀式みたいなもので、気分で口にしている程度だからどっちでもいいのだ。
何だか最近は暖かい番茶とかほうじ茶あたりをすする方が性に合ってきたような気さえする。
ヤキが回ったのかもしれない。
連休初日、2日と続いて昨日も午前中は真っ青な青空が広がり、風も弱く、絶好のコンディションだったが、午後から厚い雲に覆われてしまった。
それでも気温は20度近くあり、薄い下着と長袖のシャツ1枚で作業できたのだからこの時期としては上出来である。
午後3時前に最後の球根を植え終わり、一服しながらフト、さすがに観光客も帰路についたことだろう、パトロールでもしてくるかという気になった。
何せ3日間、自主的閉門蟄居状態に身を置いていたのだ。
車で海沿いの国道をちょこっと走ってみただけだが呆れたね、間もなく陽が落ちるって言うのに上下方向ぎっしりと車が数珠つなぎで大渋滞の真っ盛り。
ちょうど水平線近くのところだけ雲間がのぞき、折から沈む太陽から発せられた金色の光りがその雲間のわずかな隙間からこぼれ出ているさまはなかなかの見もので、これはスイスイ走ってしまうより渋滞の車の中からじっくり見物する方がよっぽどいい。
この時間帯にここを通りかかった観光客は運が良かったのだと思う。
ともあれ、3日間、自転車でのパトロールをお休みしたので、再開しないとあらゆるものが錆びつきかねない。
自主的閉門蟄居生活からようやく解放されるって寸法である ♪
片瀬東浜あたりのR134 この辺りから西行きは流れが良くなった
見出し写真は16:24頃の稲村ケ崎から小動岬にかけての七里ヶ浜のR134から見た入り日
(写真はいずれも渋滞停車中の撮影です)