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平方録

涼し気で透き通るような青

小3の孫、若の手であわや握りつぶされそうになったルリタマアザミがきれいに色づいてきた♪

好奇心旺盛な子供にとって、自然界で異彩を放つ姿かたちのツボミに出会って、まずは肌触りを確かめたかった気持ちはよく分かる。

しかし、これは花なのだ。

優しく接しなければいけない。

あの時はヒヤッとさせられた。そして危機一髪、虎口を脱したのだった。

上品で透き通った花色はなかなかのものだし、それ以上に、よくもまぁこんなに整った真ん丸を形作れるものだと感心させられる。

色づいてきたのを眺めると、それはひとしおの感があるというものだ。

よくよく観察してみると、小さな花がたくさん集まって手をつなぎ、マスゲームをして球形を形作っているように見える。

チームプレーの花である。

和名を「ルリタマアザミ」という。

漢字で書くと「瑠璃玉薊」。

ヨーロッパ原産で、あちらでは「エキノプス」という名前が付けられている。

エキノプスとはギリシャ語でハリネズミの事で、花の形がハリネズミに似ている所からつけられた名前だそうだが、和名が「玉」のような形をした「瑠璃色」で「薊」のような形をしているところを表しているのに比べ、彼我の表現力と発想の違いが際立つ。

最初は地植えしていたが1mを越すほどに背が高くなり、当然株張りも大きくなるから、わが猫の額の庭ではもてあまし、鉢に移し替えて肥料もやらず、水もやらず、放りっぱなしにしていたが、さすがに身を縮めコンパクトになったが、それでもめげずに花を咲かせ続けている♪

迫害に耐えつつ、決してめげることのない性質のようである。

見た目の上品さに比べ、根性が座っているというべきか。
 
 





下半分はこれから徐々に開いていく



涼し気なキャットミントの花の色も好み♪
 

ヒメヒオウギズイセン


芽生えたばかりのような、小さなホタルブクロが花をつけていた




ミソハギがようやく咲き出した

 

ミソハギもルリタマアザミ同様、小さな花が寄り集まって一つの花を形作っている


3~4年前に100円で買ったタネから咲いたホウセンカ
こぼれダネで勝手に生えてきて、いまだに花を咲かせ続けている
=以上、わが家の庭から
 
 

コメント一覧

heihoroku
孫娘がかつて小さかった時「じいじのおうちは森の中にあるみたいだね」と表現してボクを感激させたくらい、カツラ、ヤマボウシ、ハナミズキ、ジューンベリーなどの木々が生い茂り、花を植えているところはごくわずかです。
挙句に余りに日当たりが悪くなって大きくなりすぎたナンキンハゼを2本切り倒さなければなりませんでした。
秋には奇麗な紅葉と銀色の実…大好きな木でしたが、泣く泣く…
落ち葉に閉口した山の神の角も随分と伸びていたし…
アミ
綺麗なお庭。
お手入れが大変そう!
我が家は、花物は少しですが、樹木が…。
主人が居なくなったら、どうしよう…。
真剣に悩んでいます。 (⌒▽⌒)アハハ!🌞
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