寒さにはからきし弱い夏大好き人間にとって、今冬の寒さは大げさかもしれないが、骨の髄まで染み入ってくる。
しかもカレンダーが12月に変わった途端に"寒波"がやってきて、それ以来居座り続けているのだから、先が思いやられる。
冬が3か月あるならば、まだ折り返し点を過ぎただけだし、これから厳寒の2月が控えていると思えば何をかいわんやである。
幸いというべきか、南関東の冬は西高東低の気圧配置の下では青空が約束されているから気分的には救われるが、寒いものは寒い。
その昔「暖冬」とよばれる冬があった。
暖冬では冬という呼び名は名ばかりで、それほど冷え込みもせず、関東では氷も張らず、そのまま春を迎えたはずだったと記憶している。
地球温暖化が指摘されて心配なことだが、だからと言って冬が温かいわけではなく、今冬のような寒い冬になってしまうのだとしたら"恨めしやぁ~"というほかない。
それにしても"ジジイ度"というのがあるのだとすれば、その度数は確実に上がってしまったようで、今冬は本当に寒さが身に染みる。
特にまだ真っ暗闇の午前4時に起きるころが最悪で、心底寒いと思う。
ボクの先祖はきっと炬燵で丸くなる猫だぜ。そうに違いない。
今朝は情けなくも、ジジイの愚痴話になってしまった。
ジコケンオを感じつつ、ひたすら春を待つことしかできない…
冬の水一枝の影も欺かず 中村草田男
冴え冴えと澄み切った冬の大気の中、微動だにしない水面に映る枝の1本1本がありのままに影を落とす
う~、寒そう!
(近所の池と森の公園で)