ナチスのゲシュタポでもなければソ連のKGBでもないし、いわんや治安維持法下の特高のマネをするつもりも毛頭ありません。
でもね、極めて平均的で善良な日本国民としてはさ、こんな光景を見せつけられちゃうとオイオイオイ…って言いたくなっちまうんだよな。
人は人、自分は自分でいいじゃん、お前、おせっかいだと思わね? と若者たちが使う今風のみょうちきりんなアクセントで問われたら、それ以上何も言わずに黙っちまいますけどね…
見出し写真は昨日2020年5月17日午前11時48分撮影の湘南・鵠沼海岸のボードデッキの光景。
若い男たちがセリにかけられる河岸のマグロみたいにハダカになってゴロンと転がっている。
しかも密集状態 !
そりゃね、前の日の土曜日は1日中冷たい雨が、それも音を立てるくらいに強めに降り続いた後の晴天だからね、近所の人たちが浜辺に出てきて陽の光を浴びることに何の文句もないんだよ。
しかも、コロナ対策では陽の光を十分身体に浴びること、ってのも挙げられているし、ヒトより一足早く小麦色に焼けた肌を手に入れることができるってんだから若者には魅力的だってことはよぉ~っく分かるヨ。
この海辺にはいつだってソコソコの風が吹いてるし、何より壁も衝立も何にもない所だから「密集」の概念からは相当に遠い雰囲気があるのもよく分かる。
それでなくたって窮屈に暮らさなけりゃいけない状況に追い込まれてんだから、海辺くらいって気持ちも十分理解の内さ。
でもさ、ちょっと待ちなよ。
緊急事態宣言が解除されたのは39県あるけど、神奈川は東京などと並んで緊急事態宣言継続中だぜ。
そこ間違わないでくれよな。
健康維持のための散歩やジョギングなどは許されても、それ以外のことは自粛して家でじっとしていましょうね、ってのがお約束だったんじゃないの ?
アレ、続いてんだよ、今も。
それにさ、外出する時は必ずマスクしましょうねってのも大事なお約束 !
だから、われらが御父であられるアベなんちゃらサマはお心も広く、われら国民1人ひとりに小さめらしいけど洗って何度でも使える布マスクを、清水の舞台から飛び降りるように思い切って「2枚も ! 」お恵み下さるってんでしょっ。
まだ届いてもいないし、いったいいつになったら手元に届くかもわからないけど…
この河岸のマグロ野郎たちはマスクなんて一人もしてなかったし、湘南海岸に繰り出して来た老若男女を見ていると、マスクをしているのはやっと3割程度 !
3人に1人だよ。いや5人に1人かな…だとすると2割か…そんなところかもしれないな。
繰り返すけど、緊急事態宣言は出されっ放しだからね。
誤解のないように言っておくけどさ、近所に暮らす人たちが気晴らしと健康維持を目的に海辺に出て来て身も心も伸び伸びと解放させてまた家に戻って閉じこもるってのは、ボクはむしろ推奨してんだよ。
それがダメだなんて一言も言ってやしない。大いに外に出るべし。
ボクだって実際にやっていることだし、しかもマスクをして自転車で一定程度の速度を維持しようとすると結構息苦しいんだけど、これも心肺機能強化の一つのやり方だと思えばそれはそれで納得も行く。
だから、家から外に出る時の最低限のルールであるところのマスクはしなくちゃいけないって言いたいんだよ。
それだけ。
こういう時はシンプルに考えるのがイイね。
まだ先がありそうだし、序の口で緩めちゃってどうすんのサ。
追記 ♪
今朝、ベランダに出たのが午前4時11分。
夜の闇は既に消え去っていて、辺りはほのかに白み始めている。
昨日と打って変わって空はどんより曇っているが、風もほとんどなく、それほどの空気の冷えも感じられない。
放射冷却現象が雲に遮られたためになかったのが幸いしたらしい。
寒いのは御免だ。
5月は時々涼しすぎる日があって油断ならないのだが、その心配はないようだ。
なんてことを感じていると、まだ鳥の鳴き声が聞こえてこない白み始めたばかりの空から、例の甲高い鳴き声が降ってきた。
「トーキョートッキョキョカキョク…キョキョキョキョ…」
おぉ、待ち望んでいたホトトギス ♪
あの 目には青葉 山ほととぎす 初鰹 のホトトギス。
卯の花も盛りを迎えているし、まだかまだかと思って聞き耳を立てていたホトトギス。
ようやく初音が届いた。
こういう季節の何気ない便りは届いて当たり前なのだろうが、改めて耳にし、確かだと分かるととても嬉しい。
自然界はいつも通りの歩みを続けてくれている ♪
広々、清々した景色の中にしばし浸るのは精神衛生上とてもよろしい
左手には江ノ島が浮かぶ
こっちにも河岸のマグロが…
どうやらサーフィンも自主解禁のようだな
海辺は広い 狭い家から出てきてもいいんだけど、マスクはしましょう
初夏だけど真夏の海を彷彿させるね あと2か月後にどうなっているか…
相変わらずエメラルドグリーンの海は続いている
江ノ島沖
稲村ケ崎から
頭を雲の上に出しぃ~♪ 稲村ケ崎から
稲村ケ崎から
由比ガ浜
ちょっと気になったので海沿いの国道に出て見た (15:27撮影)
すると西行方面は坂ノ下から渋滞で超ノロノロ こんな光景は消えていたのだが…しびれを切らした人々がどっと押し寄せたみたい
渋滞は延々と続き、目の前の稲村ケ崎を超えてなお腰越まで絶景道路はぎっしり車が詰まっていた
県外ナンバーもたくさん混じっていたね これもオイオイオイ…でしょう