わが家の庭にはナンテンに始まって、マンリョウ、センリョウと冬になると赤い実をつける植物が植わっている。
赤くて小さな実は正月に飾る活花に重宝するので山の神が大事にしている。
今年も夏が過ぎたあたりで、いずれの株にも実がついていることを確認し、秋がなかなか来なかった庭で色づき始めるところまでは覚えている。
それが、正月を目前にしたこの時期、センリョウには一粒の実もついていない。
マンリョウも似たようなもので、わずかに2~3粒が残って垂れ下がっているだけ。
ナンテンも同様で、こちらは数粒が残っているにすぎない。
赤い実はどこに消えたのか…
思い当たる犯人像は鳥だが、実を食べているところを現認したわけではない。
かつて鳥がついばんでいるところを見たことがあるという、おぼろげな記憶しかないから、状況証拠の部類である。
裁判になればいくら状況証拠を積み重ねても、裁判官は有罪にしないだろう。
この種の被害は我が家だけでなく近所の"花の寺"でも同様のようで、特に株の一番上の部分に誇らしげな実をつけるセンリョウには白い不織布をかぶせて実を奪われないように専守防衛に努めているところを見れば、毎年被害に遭って苦々しい気持ちでいることをかがわせている。
近所にもセンリョウやマンリョウを不織布ですっぽり覆い尽くした家があるが、見た目の悪さを犠牲にしても実を守るためにはやむを得ないのだろう。
我が家も専守防衛策を講じる時かもしれない。
まさか、どこかの政府のように、敵基地を先制攻撃するためのミサイルを準備するっていうわけにもいかないし…
わが家には赤い実をつける植物がもう1本あって、これがその実
葉の形状などからヒイラギモチらしい
クリスマスホーリーなどとも呼ばれ、今の時期にぴったりの植物
赤い実がクリスマス飾りに重宝するので人気があるそうだが、わが家ではあまり実っているところを見たことがなかった
それが今年、どういう風の吹き回しか、ボクの背をはるかに超えるまでに大きく成長した株のあちこちに赤い実を結んでいる
それが今年、どういう風の吹き回しか、ボクの背をはるかに超えるまでに大きく成長した株のあちこちに赤い実を結んでいる
葉が密集して茂っているので、鳥に食べられることはないかもしれないと思っていたが、その考えが大甘だったことにすぐ気づかされた
そもそも数えるほどしか実っていなかったのに、今や4~5粒を残すのみである
多分、ヒヨドリなどと違って小柄な鳥の仕業だろうと踏んでいる
憎々しいヒヨドリが犯人だったら許せないが、シジュウカラやメジロなどだったら目をつぶろうと思っている
昨日の富士山=稲村ケ崎から
♪♪
画面左まで伸びている伊豆半島の左端付近の盛り上がりは天城連山