何故か右臀部の筋肉が痛む。
特に階段を降りる時や、ひょっとしたはずみで右の足に体重を掛けたり、力を入れたりした時などにピピッと痛みが走る。
痛みを感じる尻のすぐ上の右腰には、しばらく前に腰痛を発症して唸らされた〝地雷原〟があるが、今回はこれとは無縁なようだ。
という訳で痛みは限定的、局所的なものである。やれやれ。
何が心配かって、発生が懸念されている東南海地震の震源というのは単一ではなく、いくつかの震源域が連動して動くことで大地震になると言われているようなことがボクの体で起きたら一大事でないか。
ん? お前の身体と大地震を結び付ける根拠は何か…って言われてもなぁ…
まぁ、地震てやつはヒトがいくら注意したってやってくるときはやってくるもので、 発生した時に備えてどう準備しておくかで被害の軽重がずいぶんと違う。
その一目瞭然な典型例が東日本大震災で超巨大な津波が襲ってくる可能性がある、という予測を得ていながら無策のままやり過ごした原子力発電所がどのような結果になったか。
裁判で責任者たちは言い逃れに終始して何とも見苦しい限りだが、自分の責任を回避するために膨大なカネや時間を費やすくらいなら、あの時何で対策を講じるよう指示を出さなかったのか、それこそ後の祭りなのだ。
まったく愚か―その一言に尽きる。
おっとイカンイカン。話はボクの右尻の筋肉がイタイという話だった。
腰痛ってやつは人体にあって如何に腰というものが重要な役目を担ってくれているかってことを知らしめるうえで、これ以上ない存在だろうと思う。
腰は普段は文句もいわずに酷使に耐えてくれているのだが、調子に乗って度が過ぎるといきなりプッツンしてしまう。
そうなればもう身動き一つ自由にはならず、うめくばかりになるのはぎっくり腰を経験したものでなければ分からないだろうが、あれは誠に涙が出て来る痛恨事である。
そこへ行くと尻の痛みというのは筋肉の痛みで、腰痛から比べたら月とスッポン、釣り鐘にちょうちんほどの存在で、ボクにはフレンドリーささえ感じられ、その痛みは案外気に入ってもいる。
う~ん、生きてるっ! っていう感じがイイのだ。
このことは筋肉痛全般に言えることで、何も尻の筋肉に限ったことではない。
畢竟、普段使わない筋肉を使って何事かを成した後に、ボクに言わせれば「心地よい痛み」となって脳に伝わるからだろうと思う。
なにも成さないで痛みが出るような場合は病院に行くべし。
で、考えてみたら土曜日に野菜の苗を買ってきてプランターに植え付ける作業をかいがいしくやったことくらいしか思い浮かばない。
かいがいしくって言ったって、咲き終わった花の株を抜き、土の中に残った細かな根っこを奇麗に取り出し、コガネムシなど招かざる幼虫を除去し、腐葉土やら有機肥料を加えて用土を調整したりし、植え終えた後は所定の場所まで移動させただけのことだ。
プランターの数にしてみればたった4つ。
もちろん腰に過度な負担が加わらないように細心の注意を払いながら…
言ってみれば軽作業の類なのだ。
それで尻の筋肉が痛むということは、如何に尻が惰眠をむさぼっていたかという動かぬ証拠 ? ってわけか。
泰平の眠りを覚ます上喜撰たった四杯で夜も眠れず
ペリー艦隊が上陸した場所の目と鼻の先で仕事をしていたボクの場合は
若ぶるもローカの坂はプランターたった4個で尻がギシギシ
なんだかとても情けない話なのだ。
遅れていた庭の「ブラッシング・アイスバーグ」がほころび始めた ♪
「ブラッシング・アイスバーグ」も ♪
円覚寺の黄梅院前の石垣にへばりつくように今年もユキノシタがひっそりと咲き始めた ♪ 誰がこんな意匠の花を作り出すんだろうねぇ
小さい花だからうっかりすると見逃がしそう