出した注文ハガキが同時に到着し、作業する人がほぼ同時に注文をさばき、そして同じころに発送したんだろうと思う。
猛暑だ酷暑だと言われている今年の夏だが、2つの会社とも作業は滞りなく行われているということを図らずも証明した形だ。
加えて両社とも第4種郵便を使ってボクの手元まで届けているから、介在した日本郵便も滞りなく作業を進めていることがこれによって証明されたことになる。
ん? よくよく考えると少しおかしくねぇか?
だって、一方の注文はファックスでしたし、もう一方は注文ハガキに書き込んでポストに投かんしたのだ。
手紙とファックスでは先方に届く時間に差が生じる。それなのに注文の品が同時に届くってことは…
ま、細かいことはどうでもいいか。何しろ肝心のボクの手元には同時に着いたのだから。
3社の社長さん、とりあえず社業は遅滞なく順調のようですねぇ。ご同慶の至りということにしておきやしょう。
球根類は秋が深まってから送られてくるはずで、今回は1年草の花のタネだけが届いた。
前にも書いたがモルフォ、みやびキューティーアプリコット、よく咲くスミレ ライチ、同じくレモネードのパンジー4種とネモフィラ・インシグニスブルー、リムナンテス、ワスレナグサ・ドワーフブルーの花々。
これらを手にして今、ちょっと迷っているのだ。
パンジーのタネは今の時期、8月中旬にピートバンという苗床に撒いて発芽させれば、年内には花が咲く。
しかし、発芽適温は20度前後なのだ。南関東の海辺の街では10月にでもならないとこんな気温にはならない。
経験上、朝晩にこれに近い温度まで下がるようだと何とか発芽してくれるが、通常では無理なのだ。
それを可能にするのがとにかく温度の上昇を防ぐ工夫をしつつ太陽の日の光も浴びられるようにする二律相反する工夫なのだ。
簡単に言うと風通しの良い涼しい場所を選んで苗床を置き、さらにその上に寒冷紗をかけて直射日光を一定程度遮りながら発芽を促すとカタログにある通り、100粒撒けば70~80本の芽が出そろってくれる。
しかし、しかしだ。このところいくらか収まりつつあるとはいえ、今年の猛暑酷暑を考えればニンゲンは何とか我慢できても植物に我慢が通用するかどうか保証の限りではないところが切ないのだ。
で、今、ハムレットになったボクは「撒くべきか撒かざるべきか」と大いに逡巡し、悩んでいるというわけである。
9月に入ってからでもいいんじゃないか、無理するこたぁあるめぇよ、という判断に傾きつつあるのが今の気持ちである。
そもそもパンジーってのは春がやって来れば咲くものなのだ。年内から咲いておくれなんてのはニンゲンのエゴなのだ。
といいつつ、植物って案外しぶとくて強いんじゃなかったっけ…などという考えも鎌首をもたげてきたりして…
おぉ、この花咲爺の未だ経験したことのない悩み、苦しみを誰に伝えよう。
夏らしい良い天気が続く湘南の海。松林と砂浜、海に挟まれて湘南海岸自転車道が伸びる
白砂青松
夏の海杭の数だけカモメかな
終戦記念日の今日もよく晴れて暑くなりそうだ=04:36am
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