参院選の不在者投票を済ませてきた。
神奈川選挙区の改選議席数は4。
そこに14人が立候補し、女性候補が5人いる。
「候補者男女均等法」という、男女の候補者数をできる限り均等にするよう政党に努力を求める法律が昨年5月に全会一致で成立してから初めての国政選挙というわけだ。
女性の当選者数をもっと増やしたほうがいいというのはボクも同感で、国会でも地方議会でも男女半分づつくらいの比率になるような社会が生まれれば、必然的に世の中は変わっていくだろうと期待している。
島を取り戻すには戦争しかないだろうとか、IT担当の大臣がパソコンも触ったことがないとか、女の仕事は子供をたくさん産むことだと公言してはばからないとか、身重の妻に隠れて女性の尻を追い掛け回して議員辞職に追い込まれた若い議員がいたり、何をやってんだと怒るよりその質の低さには呆れかえるばかり。
優秀な女性はたくさんいる。
そういう女性たちがたくさん登場して、質の低い男どもを一掃してくれるだけでこの国は大いに変わっていくだろう。
すぐさま日本全国でそうした機運が盛り上がってくれればいいが、現実はなかなかそう一足飛びにはいかない。
徐々にしか世の中は動かないし、どこかがそういうモデルというか、ひな形を見せて注目を浴びるようにならないと全国への波及は難しいだろう。
そういう意味でのひな形になり得そうなのが今回の神奈川選挙区だと思う。
候補者数は3分の1だが、ひょっとすると4議席のうち3議席を女性が占める可能性があるのだ。
世論調査によると男、女、女の順で安定し、この3人が当選圏だそうで、最後の1議席を女、男で争っているという。
ボクはこの4つ目の椅子を狙って奮闘している女性候補に1票を投じてきた。
その理由。神奈川選挙区で3つ目の女性議席に限りなく近づいていて奮闘していること、現行憲法を守ろうとする立場であること、4議席目を争っている男の候補が9条改正に異を唱えていない改憲派であることーの3点である。
ちなみに党派は考慮に入れていない。まずは女性を増やすことと憲法を守ることが大事。
ただし、女性議員でも自民党候補には投票しない。
憲法改正の必要が今直ちにあるのかと言えば、国民の大多数以上は「否」と実際に答えているのだ。
9条を変えたい、なくしたいというのはアベなんちゃらの個人的な願望に過ぎない。
そんなことよりもっと他にやらなければいけないことがたくさんあるだろうよ、そういう課題の解決が先決だろうにというのが、まともな国民の考えなのである。
女性の候補が4議席のうち3議席を占めるということになれば、これは快挙だと思う。
とくに「均等法」が施行されて初めての国政選挙で神奈川がそういう結果を示すインパクトは小さくないだろう。
開票日に「4分の3 ! 」が報じられるのを楽しみにしている。
わが家の門柱に絡ませているつるバラと一緒に植えているクレマチスのアフロディーテ・エレガフミナがまた咲き出した
表紙写真はつるバラのニュー・ドーンの葉裏に付いたバラハタマバチの卵
ここから幼虫が出てくるが、特段悪さをするわけではないので放置している
まるでバラの実か何かの植物性の物のように見える