昨日の天気予報がそう言っていたので南関東ではどうだろうと思い、若干の期待を込めて寒暖計をベランダにある空調の室外機の上に置いてみた。
午前5時ジャストに部屋に取り込んでデジタル表示を見ると「2.3」とある。
で、少なからずがっかりする。
4時に起きてベランダに出た時は、欠け始めて72%にまで細った月がそれでもこうこうと輝きボクの手足をはっきりと浮かび上がらせたのだが、そうした情景を楽しむどころかパジャマ1枚で外気に触れた途端にまとわりついてきた寒さに、慌てて部屋の中に引っ込まざるを得なかったのだ。
とはいっても氷点下にはるかに届かないのだから、寒いと言ったて所詮はその程度なのだ。
確か去年は氷点下3度とか4度などというデジタル表示を見せつけられてびっくりした覚えがあるから、今回の〝寒さ託宣〟なんてものは羊頭狗肉もいい所だろう。
例年だとこれから2月にかけて寒さの底に至るらしいから、その辺りで冬将軍のパフォーマンスを拝見してみたいものである。
昨日、所用があって朝から某所に出かけたのだが、どうもボクが勘違いしていてスマホのスケジュール表に書き込んでおいたものが実は4月のものである事が判明するというボケぶりで、そのまま家にUターンするのもシャクだから名古屋が発祥らしい喫茶店に寄り道したのだ。
そこで何年かぶりに「モーニング」をしようと、ふと思いついたのだ。
分厚く切った食パンを焼いてバターをたっぷり塗ったトーストに殻にくるまったままのゆで卵の付いた〝あれ〟である。
朝食を食べていなかったことに加えて、いつも家で新聞を読んでいるので、こうやって外に出てしまった時くらい外のコーヒーを飲みながらゆったりと読もうという寸法である。
仕事に追われ、つかの間の休息をとる現役世代をしり目に悠揚迫らぬ態度で社会情勢に目配りをする……
どうですで、ちょっと魅力的でしょ?
少し空席があって、案内されたのは窓際の4人掛けの席だった。
この店は外の光が店内に充満しないような造りになっているから、椅子に身を沈めて本を読んだり目をつぶって考え事をするのに適しているように思える。
そんな好ましい雰囲気の中の窓側の席なのだが、ガラス越しに入って来る外光は邪魔にもならず、時々目あげると外の動きが見えて気分転換になるのだ。
加えて、目を窓の外に向けたついでに店内の客に向けてみると、これがまた案外本を読んでいる人が目についた。
文化程度が高い地域なのか、はたまた本を読むような人が喫茶店でモーニングをするために集まって来るのだろうか、などとぼんやり考える。
そうこうしていると、これがまたロレツも回らなくなった爺さんが婆さんと一緒にやって来て、耳が遠いのだろう、大声で「いつものアレだよ、アレ」などとやっている。
今となっては死語かもしれないが〝カイロードーケツ〟ってカタカナで書くと何のことかわからなくなるが、漢字で〝偕老同穴〟のことで、一部のカイロードーケツは時々モーニングをやりに来ていることを知り、へぇ~! と思うのである。
いつの間にか11時を回っていて、空席待ちの人たちが列を作るようになり、気の弱いボクはそそくさと帰り支度をして店を出たのだった。
街中から喫茶店そのものが減ってしまっているし、ここは車で乗り付けられるから重宝されているようである。
鶴岡八幡宮境内の源平池を乱舞するユリカモメ
大概は水の上でおとなしく浮いているだけだが、何かの拍子に一斉に跳び上がって池の上を旋回する それも頭上すれすれに
源平池と言ったって赤が現れるのは池のハスが花を咲かせ、白花に混じってピンクの花を咲かせる夏の間くらい
それ以外は鳥も旗も白一色で源氏の独り勝ち~ぃ
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heihoroku
ひろ
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