まずはこちらから ♪
今年のフクジュソウはまだかなぁ、と居士林の庭を目を凝らして探したところありました ♪ 地際から直接咲きかけている一輪が…
こちらは負けじと顔を出し始めた弟妹たち
フクジュソウの隣には真っ赤に染まりながら、如何にも頼りなさげな茎にしがみついたままのイロハモミジが
境内最奥部の黄梅院で見つけたマンサク。朝の光が差しかける前の凍えた境内で寒さにしおれるわけでなく、決して目立つこともないけれど…
マンサクの花で思い出すのは戦時中、山形の山奥に疎開して小学校で教えていた丸山薫の詩
まんさくの花
まんさくの花が咲いた と
子供達が手折って 持ってくる
まんさくの花は淡黄色の粒々した
目にも見分け難い花だけれど
まんさくの花が咲いた と
子供達が手折って 持ってくる
まんさくの花は点々と滴りに似た
花ともしない花だけれど
山の風が鳴る疎林の奥から
寒々とした日暮れの雪を踏んで
まんさくの花が咲いた と
子供達が手折って 持ってくる
様々なことを想起させる詩である
同じ寒々とした黄梅院で時を待つミツマタ。たくさんのつぼみが豆電球をぶら下げたように点々とぶら下がっていて、でも花開くまでにはもう少し時間がかかりそう
マンサクの近くに侘助だろうか。一番上の葉の表面にだけ細かな水滴がびっしり… はて?
フクジュソウを見るのに地面に這いつくばるようにしていたら、なにやら動く気配を感じて目を凝らしたらジョウビタキのメスがこれ見よがしにボクの周りを2度3度と飛び回る
わが家の庭でも時々見かけるのだが、今年はまだ見ていないので、今冬初の御目文字である
午前8時の開門と同時に坐禅会に参加する人たちが山門に続く階段を上がっていく。覚悟して行った割にはそれほどの寒さでもなかったが、参加者は6~70人と少なめだった
坐禅が終わった後、建長寺向かいの円応寺に向かった。「笑い閻魔」と呼ばれる重要文化財の木造閻魔王像で知られ、一見すると笑っているようにも見えるユーモラスなところのある閻魔サマに時々会いたくなるのだ
このほか狭いお堂の内部には冥界の十王の座像がずらりと閻魔サマの周囲を固めていて圧巻である(残念ながら堂内は撮影禁止)
小ぢんまりしているけれど、なかなか整った佇まいの寺で、はやりの樹木葬の墓地を分譲していた
河津桜だろうか。樹種は不明だが日当たりの良いところに植えられているサクラが5、6輪開いて青空に映えている。手前のつぼみの薄い緑色も格別だ
笑い閻魔より怖そうなドウダンツツジのヤリぶすま⁈
巨福呂坂を下り終え道路が右に折れた辺りに曹洞宗を伝えた道元禅師の顕彰碑が建っていて「只管打坐」と彫られた大きな石碑が目立つ。越前の永平寺に籠って後進の指導に心血を注いでいた道元だが1度だけ求めに応じて鎌倉に下り執権北条時頼に法話などを与え、執権職の仕事の苦しみや悩みを吐露されて「ならば大政奉還したらどうか」と答えたんだそうである。首をはねられなかったのはそのころすでに名の知れ渡った高僧だったからでもあり、招かれた客人でもあったからだろう
かくして歴史は動かなかったのだ
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heihoroku
高麗の犬
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