一週間前の先月29日に見に行った時はまだつぼみだったので、ちょっとがっかりして帰ってきた。
名前の由来になっている節分も過ぎたことだし、さすがにもう咲いているだろうと再訪してみる。
いつもの細道脇の指定席ではなぜか2輪ほど見つけただけで寂しい限り。
どうしちゃったんだろう…、もうここには咲かないのか…
ちょっと落胆しつつ、一週間前に行ったときに見つけておいた新たな指定席に回ってみると、おぉ♪、こちらは地面のあちこちから首をもたげた可憐な花が何輪か開いていて、こちらを見上げている♪
白地の中央に深い藍色のボタンを飾り、ボタンの周りを黄色の首飾りでアクセントをつけている。
その彩と言い、なかなかしゃれている。
今年も何とか会えた。
場所は鎌倉の浄妙寺。
この花に会えれば春はすぐにやって来る。
花の名はセツブンソウ。
残念ながら絶滅危惧種に指定され、年々生息域が狭まっているのだという。

地際から5~10㎝ほどの細い花茎を立ち上げ、その先に2㎝ほどの花を咲かせる

白くて花びらのように見えるのはがく片で、首飾りのような黄色の輪が蜜腺になった花弁だそうな
中心に見える藍色をした塊が雄しべで、その雄しべの真ん中にある数本の赤紫色の部分が雌しべ

実生で増えるセツブンソウは開花まで3~4年かかるという

花言葉は「気品」「光輝」「微笑み」まではフツーだが、「人間嫌い」というのもあるそうで、なるほどと思う

藍色の雄しべの中に3本の色変わりが見えるが、これが雌しべ

ピッタリ寄り添って…♪

こちらは一家か♪