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平方録

寒かったぁ~!

「立春も過ぎたことだし…」

特にそう決意して家を出たわけではない。

日当たりの良い部屋の窓際で暖房もつけずにぬくぬくと新聞に目を通していて、ふと外の陽光がやけに輝いていることに目が行った。
「新聞は後回しにしてパトロールって手もあるな…」
とはいうものの、朝起きるのに往生するくらい気温は低く、ネットで近くのアメダスの記録を見たら午前6時に記録された最低気温は-1.8℃、で家を出るときの気温も5.1℃しかなかった。
いつもなら10℃にも届かないような日は"炬燵のシミ"になるのが相場だが、そこは何か自分でもよくわからない力に押されたとしか言いようがなく、当たり前のように家を出たのだった。
着いた海辺は明るい太陽の光に満ち溢れ、何とも気持ちがいい♪ しかし、如何せん寒かった。
おまけに1時間も走ると風が出てきて、それが向かい風の南西の風。
風速は4~5m程度か。走れないことはないが、向かい風なのが気に食わない。
寒いし、風にあおられるわで体力は奪われるし、さすがに途中で引き返し、帰りは金比羅山の♬追手に帆かけてシュラシュッシュッシュ♬状態で飛ぶように戻ってきた。
これから暖かくなるにしたがって海辺の自転車道には強敵の「春一番」を筆頭に、南寄りの嵐のような強風が吹き荒れる季節に入ってゆく。
そうなるとまた自転車道は砂の下に埋まることになる。
 

海は波立ち、富士山の周りには雲が絡みついて離れなかった
 

ピーンと張りつめたような空気感漂う片瀬西浜からの眺め


海水温の方が高いとはいえ、体を空気にさらしていれば寒かろうに… 
雪化粧した丹沢山塊を背景にサーファーが大勢出ていた

気流の関係なのか、富士山周辺にだけ雲がある
 

箱根連山にも雪が積もったようで、無防備な観光客が慌てているという話がニュースになっていた


ウミウの群れだろうか、百羽を超す鳥の群れが一列縦隊を作って三浦半島方面から相模川方向に飛んでいくのが見えた


さて湘南海岸自転車道に入る 今のところ堆砂の山はなく、スイスイ走れる♪

この自転車道を西に向かう時、視界がよければ富士山を真正面に据えながら走る♪
 
あちこちで重機が浜辺の砂を動かしている


愚公、山を動かす!
 

自転車道のすぐ脇で、砂浜の砂をごっそりどこかに移動させようかという、大げさな工事も…
 

こういう砂山の盛り上がりは風が吹けば真っ先に動き出し、自転車道を覆い隠す
しかし、ショベルカー1台で何をしようというのか…


このあたりの防砂柵は砂に埋もれ、左手の一段高くなっているところには潮に強い植物が植えられて砂が飛ぶのを防いでいるが、効果は限定的


すでにこのあたりの自転車道は幅が狭くなってしまっていた


近くでカラスが「あほぉ~、あほぉ~」と鳴いておりました


茅ヶ崎東海岸付近は海底の地形の関係か、片瀬海岸辺りと比べると荒い波が立つ


立春直後の湘南海岸


普段は見られない波が次から次に打ち寄せていた
(伊豆大島と伊豆半島天城連山が水平線の彼方に見えている)


早く防砂柵を作り変えてくれないと…


境川を渡る橋の上から雪景色の丹沢山塊がよく見えた
 
 
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