横浜市の女市長が突如、カジノ誘致を表明した。
女市長は3期目だが、そもそも2期目の時に誘致に前のめりな姿勢を示していた。
それが市民の間から予想以上の反発を招き、さらに17年の三期目出馬に際して対立候補2人がカジノ誘致反対の立場で出てきたため態度を豹変させて「白紙」を表明。死んだふりを続けてきたのだ。
そして昨年7月のIR実施法案成立後、民間事業者からIRの開発構想を募ったり、IRに関する市民説明会を開いたり、とても白紙とは思えない動きを重ねていた。
死んだふりと言い、突然の表明時期にしたって、推進役の国が開業に関する基本方針案を来月公表する直前のタイミングとなったのも、どこか作為的な匂いがしてくる。
それも当然なのだ。
IRの実質的な責任者は官房長官のスガだが、ヤツはそもそも建設大臣を務めた自民党の小此木彦三郎の秘書から身を起こし横浜市議を経て国政に進出して行った人物である。
横浜が地盤なのだ。
そこに官房長官という強大な権力を使って自分の田に水を引き、将来枯れることのない利権の金城湯池を実現させ、それを独占しようと画策している。
女市長は特別の理想や志を持った人物ではなく、自分では何も判断のできない飾り人形に過ぎず、女性問題をいくつも起こして市民にそっぽを向かれた前市長に呆れた有権者が、凡庸な女性ならとアツモノに懲りた結果なのだ。
普段から女市長は市役所マフィア(ガチガチの官僚機構とヒエラルキー)のシナリオに沿ってしか話が出来ず、動けもしない。
マフィアたちに取っては自分たちの意のままに操れる実に好ましい市長なのである。今回はこのマフィアにさらに強力なエンジンである官房長官が付いたのだから推して知るべしなのだ。
裏切られた市民こそいい面の皮ということになる。
従って、手を上げさえすれば選ばれることは既に既定路線と言ってよい。
スガのオトモダチの大阪維新の会のマツイ某の大阪も決まったも同然なのだ。
もう一人、4月の統一地方選で初当選した元夕張市長だった北海道知事とも昵懇の間柄だというから、手を上げさえすれば苫小牧に決まるだろう。
選定理由についてスガは地域バランスも悪くはない、とでも自画自賛するつもりだろう。
これで開業予定地の3か所すべてが埋まることになる。
デキレースなのだ。
そもそも今回の立候補の理由について女市長は「財政悪化」を最大の理由に挙げている。
そしてIRの誘致によって建設時は1兆2000億~7500億円、開業後は年1兆~6300億円もの経済波及効果が見込める―との試算も示している。
まさに濡れ手に粟の、文字通りのバクチのような腹積もりで本物のバクチに横浜の未来を託そうというのである。
横浜の未来はバクチ以外のもっと地道で確かで、市民の永久的な財産になるような事業や企画を英知を集めてひねりだし、それを育てる地道な作業が必要なのだ。
それをバクチに託すなんて、正気の沙汰とはとても思えない。
思考停止、思考放棄を宣言したに等しい暴挙と言ってよい。
鎖国を開き、西洋人を進んで迎え入れることで大きく飛躍してきたヨコハマは、寒々としたバクチ場の街に堕ちようとしている。
さぁ、どうする横浜市民。
そしてこの前代未聞のバクチ場構想に横浜港のドンと呼ばれる男が反対している。
この人物を巡る動きについては明日以降のどこかで書きたいと思っている。
8月最後の日曜日、湘南海岸はどこも人でにぎわった ここは比較的空いている辻堂海水浴場(見出し写真も)
こちらは茅ケ崎のサザンビーチにある海の家の賑わい
茅ケ崎の別の浜辺では屋台も出たイベントが盛大に開かれ、ごった返していた
こちらは片瀬東浜
参加各国の国旗がはためく江ノ島ではセーリングのワールドカップ最終日
ボクはといえば、こういう風景の中を自転車を漕いでいれば大満足 ♪