平方録

何かと気ぜわしいのだ

春休みに入ったばかりの姫が妹君と母親と連れ立ってわが家にやってきた。
これに近所に住む今年幼稚園に入る若が加わって3人で遊ぶのに付き合い、普段とまったく異なるリズムに身を置いたせいか、そこはそれ相応にくたびれるもので、前夜はゲームで遊んだ後午後9時に寝床に就く姫と一緒に寝てしまった。
おまけに今日は1月に天寿を全うした妻の母の納骨があるので、朝から東京の多磨霊園まで出かけなければならず、慌ただしい限りなのだ。

子供と一緒になって遊びに付き合っていると必要なのは反射神経だけみたいなところがあって、普段だって曖昧な思索というものがほとんどゼロに近いということに気づいた。
仕方なく目覚めのひと時にせめて真似事でもと考えたが、次の予定が迫っている中ではなかなかそれもうまくいくものではないようである。
かくして、こういう時は下手なあがきは禁物で、あるがままに振る舞うしかないのだが、そうなると時間が来るまでポカ~ンとしていなければならない。

法事が終わると妹君と母親は帰り、姫だけがわが家に残ってジイジとバアバに甘え放題の甘美な日々を過ごすことになり、何を隠そうジイジにとっても姫との楽しい時間が待ち受けているので、さらに思考停止の状態は続くことになる。
ザマぁないなとは思うけれど、それが祖父と孫娘との「正常な」関係なんじゃないかとチラッと思ったりして、必要な時に必要があれば祖父としての経験なり智慧が生かされればいいのだと自分自身に言い聞かせているのだ。
何だか支離滅裂になってきたし、だんだん深みにはまり込みそうなので、もうやめる。

てなわけで、何の脈絡もない写真を以下に並べてお茶を濁すことにします。





昨日の明け方、雨上がりのサラダレタスのつぼみに就いた水滴がきれいだった。わが家の野菜のランターも花盛りなのだ


こちらはルッコラ(白)とミズナ(黄)


ニリンソウが今年も庭の片隅で咲き始めた


植えっぱなしのアネモネの球根だが、良く咲いてくれた。アネモネはブルーが好きなのだ


こちらも植えっぱなしのアネモネ。ちょっと痩せぎすである


姫たちを出迎えに行った上野駅コンコースに置かれた彫刻。朝倉文夫の作品でプレートには「三相 智精意」と彫られている。健康そうな若い日本女性3人の像で、力強くてたくましさを感じさせる作品だ。しょっちゅう見ているはずなのに初めて認識した
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