アベなんちゃらとコイケなんちゃらが口裏を合わせたように「憲法９条を変える」と言っている。
一党一派を率いるリーダーが、そろいもそろって大きな声を上げる理由は何なんだ。
そんなこと求めちゃいませんぜ。
第一、変えなければいけない理由について、議論があったのか。
その議論を踏まえたうえで国民の意思もそこにあると言うことがおぼろげであっても浮かび上がるようであれば、このテーマが総選挙の政党公約に上がってくるのもやむを得ない。
しかし、右寄りの考えを持つ一部の政治家たちが、それも仲間内でこうしたテーマで盛り上がっていることは承知している。
そしてアベなんちゃらが率いる連立与党が憲法改正の発議に必要な衆参で３分の２の議席を確保しているものの、今回解散総選挙に打って出たのは支持率が落ち込んでしまって憲法改正どころではなくなったからだが、そのアベなんちゃらを引きづり下ろすのだと新党を立ち上げた女狐までが同じことを口にする。
メビウスの輪ではないけれど、ひねっているので交わらないだろうと思っていたら結局一つの輪が成り立つように「９条改正」の輪が出来上がりかねないのだ。
何のことはない。背中合わせに見える２人がくるりと向きを変えれば手をつなぎ抱き合える位置関係にいて、今のところは背中合わせに立っているところを演出しているに過ぎないんじゃないか？
そんな疑念がますます強まってくるのだ。
そしてもう一つ分からないこと。
コイケなんちゃらのところにはせ参じた民進党の議員たちが白紙撤回を叫んでいた安保法制に反対しないという踏み絵を踏まされながら唯々諾々と従ったことである。
しかも慎重な姿勢を堅持してきたはずの憲法改正まで容認するありさまなのだ。
国会議員ていったい何なんだよ。
主義主張ってものがあって、それでグループ作って国民の様々な権利を守ったり、命や暮らしを守るために奮闘努力する存在だろうよ。
だから有権者はそれぞれの政党が掲げる政策や考え方を理解して「ともかく頑張れや」と投票するんじゃなかったっけ。
それが一夜にして、憲法も安保法制もオーライですよなんて、どのツラ下げて言えるんだ！
裏切り者じゃないか。そんな奴らはトーフの角に頭をぶつけて死んじまえ！
みんなカスだ。
民進のやつらはカスだ。
議論も何もしないで、仲間内でだけ盛り上がっている９条改変をいきなり持ち出して今度の選挙の争点だなどと手前勝手なことばかりぬかすアベなんちゃらもコイケなんちゃらもカスだ。
スカスカのカスだ！
頭の中はスッカラカランの空っぽだから、なぜ日本の憲法に「９条」があるのか、理解できないのだ。考えようともしないのだ。
９条は「不戦の誓い」なんである。
どんなことがあってももう２度と戦争はしません、という誓いなのだ。
何百万人という尊い犠牲の上に、もうこうした過ちは犯しませんと誓った「不戦の誓い」なんである。
どうしてそのことが分からないのだ。
そんなものかなぐり捨てますよ、という乱暴な提案がどうしていきなり選挙の争点になるんだ。
中国や北朝鮮が脅威？
馬鹿言うんじゃない。脅威なんてあるわけがない。
あるとすれば、脅威を抱く相手になにがしかの邪念を抱いているから見透かされるのが怖くておびえているのだ。
何のことはない、自分自身の影を見て恐ろしがっているに過ぎないのだ。オロカモノめ。
トラブルも含めて物事を解決に導く唯一の方法は人間の英知だ。
拳じゃない。英知なんだよ。
その英知の一つが９条というわけなのだ。
カスばかりの「選良たち」が何を言い出そうが、最後は国民投票で「ノー」といえば済むのだが、そんな手間をかけさせないでもらいたいというのが本音である。
目覚めよ、カスども！
雨が上がったので近所の森に出かけたら、池に面した辺りにミゾソバの群落が広がっていた。この小さな花にスマホで焦点を当てるのは至難で上の写真は偶然の産物
白花もあった
ハチが夢中で蜜を吸っている
ゲンノショウコ。漢字を使うと「現の証拠」と書くんだそうで、これを使った薬草の効能は著しく、下痢や腹痛がすぐに治まることからの命名だという
