久しぶりに円覚寺に足を運んだあと、急に思いついてやや離れた谷戸の奥に建つ明月院まで足を延ばした。
言わずと知れた鎌倉のアジサイの名所、しかも押しも押されぬ筆頭格。
例年だとこの時期は明月院と聞くだけで道路を埋め尽くす観光客のあまりの多さに怖気を感じて近くを通行するだけでも避けるのに、この日に限っては「空いてるに違いない」という確信があった。
JRの北鎌倉駅から円覚寺前を通って建長寺方面に抜ける道筋にほとんど人通りがなかったのである。
案の定、境内は「えっ ! 」とビックリマークがつくくらいに空いている。
いや、閑散としている。
確かに最盛期はもう少し後の6月中旬ころからとは言え、明月院ブルーと称賛されるアジサイの写真を人を一人も入れずに撮れるくらい空いているのには、正直言って「これほどまで…」とは思いもよらず、キツネにつままれたような気分だった。
コロナめ、いい加減にしとけよっ !
見出し写真の「明月院ブルー」に染まるまであと一息
境内を埋め尽くすアジサイはほとんどがこの種類で、最盛期には境内は明るい青い光に包まれる
本堂に通じるこの参道は最盛期になると身動きが取れなくなり、当然のことながら入場制限が繰り返され、2時間待ちなぞはザラ
それでも人は明月院への参道を埋め尽くすのだからボクに列を作る人の気が知れない
雨降りのしっとり濡れた明月院もいいのだが、下手をするとアジサイは申し訳程度で、大部分は傘の波の写真を撮りに出かけたようなことになってしまいかねない
谷戸全体が淡いブルーに染まる日も近い
どこを見てもブルーと緑の世界
人の背丈の2倍以上の高さに達する株もチラホラ
明月院ブルー以外にも一か所だけ、別の種類を集めた一角がある
本堂裏手の庭園はこの時期と秋のモミジの時期の2回だけ公開される
ショウブが見ごろを迎えている
本堂には丸窓が開いていて、普段はこの丸窓越しにしか庭園の様子をうかがい知ることしかできないのだが…
逆に、今の時期は丸窓が閉ざされていて庭園の様子を見ることが出来なくなってしまっている
別料金の500円を払わせようって魂胆だろうか
おっ ! いいとこ見つけたねぇ~ ♪
お暑うございます まだ梅雨入りもしてないって言うのに…