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平方録

奇麗な風

もう6月か…と思う。

地球の回転は今まで通りか、といぶかりたくなる。

それくらい月日の経つのが早い。

今朝の日の出前、東の空の地平線際に雲の切れ目があり、オレンジ色の光の層が顔をのぞかせていた。

一方で、西の空に目を転じるとどんどん雲が消えて行って、青空が広がり始める。

ん? 今日は雨じゃないのか…

予報では5時台までと、正午前後に晴れ間がのぞくとなっているが、もう少しサービスしてくれるらしい。
小出しのサービスじゃなく、日がな一日たっぷり日の光を浴びさせて虫干しさせてくれたらうれしいけどな。
今が盛りのわが家のバラにも一息つかせてやってくれないかと願う。
 
明日から3日間、円覚寺で夏期講座がある。
もう87回目になる恒例の勉強会で、毎回各界のトップランナーたちがやってきて、専門分野の核心に迫る話をあれこれ分かりやすく聞かせてくれる。
ただ、戦争中も続いていたという長い歴史を持つくせにコロナには敵わず、ここ2、3年は中止が続いていた。
それがめでたく再開されるのだが、明日からどうも天候は荒れ模様なのが気に入らない。
そもそも夏期講座に傘を差して出かけた記憶もない。
こういうのを「水を差される」っていうんだろうな。
天候をいくらボヤいても始まらないが、ヤレヤレだ。
 
六月を奇麗な風の吹くことよ
 
正岡子規の作だが、この句には不思議な活力と明るさを感じる。
せめて心の中に「奇麗な風」を吹かせて過ごすとするか。
 
 

今、わが家の庭には奇麗な風が吹いている♪








雨に打たれて下を向いてしまっている花も多いけど…





 



ナンテンの花も開き始めた



今朝 4:28 撮影の東の空
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