5月も半分を過ぎると日の出が随分と早くなる。
午前4時に目覚ましを仕掛けている身には、少しグズグズしてベッドを離れる時刻がほんの5、6分遅れるだけで、景色が違ってしまう。
つまり、4:02~03辺りに起き出す場合は何となく外は薄暗いのだが、それが4:06だったり4:08だったりすると、もう景色は違って明らかに夜のとばりは退散してしまってして「エッ!」と内心慌てるくらいの差がある。
そういう微妙な境目と言うものに立ち会っている感覚があり、あぁ、また一歩本格的な夏に近づいたな♪…と嬉しくなる。
今朝はほんのわずかだが、午前4時より少し前にベランダに出た。
例によって、辺りは何となくほの白んではいるように感じられるものの、闇と夜明けの境は微妙な領域の中に漂っているようで、この段階では判然としない。
ただ、それも一瞬で、その曖昧ゾーンを抜けてしまうと後は一瀉千里に朝の光がのさばり始め、あれよあれよと闇を跡形もなく追い払ってしまう。
その手際の鮮やかさ…と言っていいのだろうか、とにかく、あっという間の攻守交替は見事というほかない。
歌舞伎や芝居の書割が一瞬にしてかわって観客を喜ばせ、物語の展開を盛り上げ、期待させ、話に引きずり込む見事さに通じるところがある。
晴れても薄雲がかかっていたり、きれいに晴れたと思えば風が強かったり…スカッときれいに晴れ上がる五月晴れには縁遠い5月だなと思っていたが、今日は温度は上がるが湿度は低く、快適な日になりそうだという。
静かな夜明けを目の当たりにしつつ、なるほど風もなく、雲一つなく晴れ上がっていて、今日こそ期待が持てそうだという気がしてくる。
久しぶりにあっちにフラフラこっちにフラフラ…時間をかけてパトロールしてこようかという気になっている♪
透き通った夜明けがやって来た 4:12 撮影
こぼれダネで芽吹いたクロタネソウが花開いた
花の色はどうしても薄くなる
今年不調のつるバラ「サハラ98」に1輪だけ花が咲いた
モッコウバラを止めたところにつるバラの「ピエール・ド・ロンサール」を植えた
来年以降に期待しよう
寝坊助のつるバラ「ニュードーン」がようやくお目覚めで、数輪咲き出した
姿よし、香り芳…の殿堂入りのバラ
時間が経つに連れ妖艶さを増す
こちらは元気ものの「ブラッシング・アイスバーグ」
おなじくブラッシング・アイスバーグ
ブラッシング・アイスバーグと仲良しの「バーガンディー・アイスバーグ」
爽やかな香りがある
先日の強烈な風にも何とか持ちこたえ、復活した
老衰で半分が枯れ死してしまったつるバラの「伽羅奢(ガラシャ)」
伽羅奢とアーチで対になっている「バレリーナ」
こいつはいつも元気だ♪
大谷石の石積みの間から植えた覚えのないカンパニュラとペラペラヨメナが生えて彩ってくれている