僕の自慰素材はロリ巨乳系と美少女系を使い分けているが、たとえ美少女系とはいえ、ある程度の胸の膨らみがなければ性的興奮が湧かず、長くお世話にならない。僕の美少女系ルーツは高橋由美子に始まり、お菓子系、小倉優子、福愛美らこれまで紹介してきたオナペットに受け継がれている。二〇〇五年下期から〇七年にかけては、寺田有希がそこにすっぽり収まった。
〇五年九月に発売された一作目の写真集「大好き‼」は、表紙のスクール水着姿が実に初々しく、過度な露出はないものの、当時十六歳の美少女がビキニ姿になってくれただけで、僕の性欲発散は捗った。漫画誌のオーディションでグランプリを受賞したにもかかわらず、積極的にグラビアに挑む姿勢が興味深く、寺田とは長い付き合いになるだろうと次作の発表を心待ちにしていた。
当時はちょうど写真集からイメージビデオ(IV)への移行期で、それに順応するかのように「大好き‼」で味を占めた僕は、寺田のIVを躊躇なく購入した。最初に買ったのは「アイドル解体新書~私の取説~」で、制服やワンピースの着衣姿で性欲を昂進させたのち、ビキニ姿のチャプターでペニスを強く刺激させ、射精へと導く。今でもヤフオク!に出品されている当該作品のジャケット写真を見ても、ビキニブラトップから覗える胸の膨らみに軽く興奮してしまうほどだ。
次作の「99%」「摘みたての朝」も買った記憶はあるが、徐々に露出が控えめになり、捨てチャプターいわゆる実用性に乏しい映像が増えてきたので、「大好き‼」や「アイドル解体新書」ほどの満足感が得られず、それに次から次へと寺田並みかそれ以上の器量とスタイルを持つ新人がデビューしてくるので、彼女への性的興味も薄れてしまった。〇〇年代はグラビアアイドルの新陳代謝が本当に激しかった。
寺田は髪型を変えたり、着エロ路線を志向したりとグラビアの仕事を続けてきたが、それも女優の仕事が軌道に乗れなかったゆえの反動と言えよう。かといって手ブラやセミヌードを披露しても、それで歓喜するのは寺田のファンだけで、彼女をオナペットとしてでしか見ていない僕にとっては、「ああ、年を取ったんだな」と痛々しさが残るだけだった。
大手芸能プロダクションから独立した(クビになった?)寺田は、今では堀江貴文に取り入って食いぶちを稼いでいるようだ。SNSでやたらとフリーランスを強調して、「対峙力」なる著書も出版。堀江とつるんだおかげで、手ブラ女子からベンチャー女優なる意識高い系女子へと様変わりできた。SNSで公開している寺田の表情や佇まいは、情報商材のような胡散臭さが垣間見え、「大好き‼」の頃しか知らない僕からすれば隔世の感がある。それは夢だけを追い続けていた少女から手練手管に長けた女性に良くも悪くも成長した証であって、芸能人としての執着心が強いことの表れでもある。たとえ脇道へと大きく逸れていても……。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます