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「当初、劣勢だった中国は、先回りして米国に予防的な敵地先制攻撃を仕掛けた。その一つが、中国のスポークスマンがツイッターで中国外に広めた『新型コロナウイルスは米軍が武漢に持ち込んだ』という説だ。実際、この米軍陰謀論を信じさせたい本当の対象は中国内にいた」。北京の政・官界に通じる関係者の鋭い洞察である。米大統領のトランプから「中国ウイルス」という命名まで引き出す結果となった中国外務省副報道局長、趙立堅による米軍陰謀説。それは米中対立に油を注ぐ危ういツイートだった。当然、中国外交を統括する共産党政治局委員の楊潔篪、国務委員兼外相の王毅らを含む指導部の了解を得た計画的な発信でなければおかしい。当初の狙いはこうだ。コロナ禍は中国からイタリアを端緒として欧州に飛び火。地球規模のまん延が多数の死者を出し、世界的な景気後退につながりそうな情勢だった。トランプ政権は必ず「深刻な事態に至った責任は情報を隠蔽した中国にある」と追及してくる。世界に向けた謝罪まで中国に迫るかもしれない。受け身になれば国際社会で中国のイメージが傷つき、国内でも共産党の権威が揺らぐ。国家主席、習近平(シー・ジンピン)を守るには何らかの先制攻撃の手段が欲しい。(以下 小見出し)■「中国外起源説」は防御優先の産物 ■駐米中国大使の特異な否定 ■好機到来、欧州取り込みへ 東京五輪さえ延期に追い込んだ新型コロナウイルスの破壊力は、きっと世界の政治・経済、歴史をも塗り替える。どう変わるかは、厳しいウイルスとの戦いが終わってみなければ分からない。武漢が封鎖された1月23日に2カ月後の世界の惨状を誰も予測できなかったように。今、確かなのは「戦後の新秩序」の主導権をかけた米中の激しいつばぜり合いが続くということだけだ。(敬称略)(*日経 記事より)たとえテレビカメラの前で土下座しても中国共産党を許す気にはなれない。のは私だけではなさそうだ。(写真は、新型コロナウイルスの起源を追究するよう指示している中国の習近平国家主席(6日、北京で)=新華社・共同)
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