丙丁童子のブログ 

◎まだ、だれもいっていない、そんなこと、あんなこと。(童子)

丙丁童子の為替週報(09/02-09/06)  08/31記入

2019-08-31 15:00:16 | 2017年3月~2021年7月
  2019/9/2 から   2019/9/6         記入日 2019/8/31
1.来週の見通し
  ドル/円   104.00 107.50  
    関税による米景気後退を無能な経営者のせいと非難するトランプのトウィートと、第四弾発動(一部クリスマス商戦用物品は12月)が公式に通知された今となっては、米中閣僚級協議がもたれるのかどうかが今週末の焦点で、これがもしも無い場合に、さらに、米側がさらなる関税上げを発表できない場合は米経済への悪影響がかなり深刻だと印象づけることとなる。米国連休明けの火曜日までにどのような進展があるか、財政出動の準備は米中ともにできていると思われるので、貿易摩擦が決定的(関税鎖国状態)となっても、これを穴埋めする景気刺激策の大発表があるかもしれないと期待したいが、まあ、当面は失望感 全面リスクOffに支配される市場とみるのが常識的なのかもしれない。 来週末の米雇用統計発表までに市場が落ち着きを取り戻し、常態に戻るのかももう一つの焦点かもしれない。
   
   
   
   
   
   
  ユーロ/円   114.50 118.00  
    もともと右翼の「五つ星」が極右との連立をやめ、左翼と組むというのも、さすがにイタリアでも無理があるようだ。素直に解散・総選挙が自然の動きとなるかもしれない。選ばれたばかりの首相を不信任とする以外に「合意なき離脱」を阻止する手立てが奪われてしまった英国も、議会(封じ)制民主主義のお手本なのだろう。アイルランドやスコットランドの動き、離脱制裁金支払いや国境での通関・出入国手続きといった実務面での措置が具体的に打たれるのか、各企業のサプライチェーンにどのような影響が予想され、各企業があと、10月末までに駆け込みでどのような動きを見せるかが相場にも影響する可能性がある。
   
   
   
   
   
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2.先週の動き
  米中摩擦でトランプ発言の右往左往に振り回された一週間であった。先週のいままでとの相違点は中国当局の積極的な発言が報道されるようになった点で、週初、対米報復関税を発動させた点、また、トランプの言う電話協議については「把握していない、聞いたこともない(中国外務省報道官)」週末には、中国商務省は第四弾の発動停止を条件として「冷静な態度で協議と協力をし、問題を解決したい」と表明し、トランプの言いたい放題を牽制する動きに出ている。どちらかというと今まではトランプ発言を鵜呑みにして右往左往していた市場が、どのような交渉で優位に立とうと、トランプが発言しているのか、その隠れた意図が推測できるようになってきたのではないか。見えてくるのはトランプの脅しすかしに一貫して歩み寄りをみせない中国であり、関税による米景気後退を無能な経営者のせいと非難するトランプのトウィートと、第四弾発動(一部クリスマス商戦用物品は12月)が公式に通知された今となっては、今週末の焦点はそれでも米中協議自体がもたれるのかどうかの一点だけであり、合意成立はありえないという展開しか見えないのではないか。薄商い・手控えの中、心配した2万円われもなく上値は期待できないが結構底値は堅い日経と、まだまだ上にも下にも大きく振れるNYダウ、意外に一気がこない円高、じりじりと自壊するユーロという新たな景色が見えだした感もある。円は週初円高値104.45を示現するも週中は米中緩和期待に、米金利低下を横目でみながらも円安傾向、一時106.68の安値をつけたあと、週末は106.25近辺での越週。株は12日連続の出来高2兆円われの手控えの中、高値20748安値20173で引けは20704、(日経先物夜間引けは20660.)ユーロ/円は 円安値118.20、円高値116.58、引けは116.80であった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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格納レポート
    190831__00来週の予想
    190831__01a相場を考える.(長期的な経済・政治情勢、の分析・現状認識です)
    190831__01b相場を観る.(中長期的な為替・株(日経/NYKダウ)のチャート分析です)
    190831__02先週の動き
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    みずほ銀行 「外国為替ダイジェスト」       190826~190830  (本邦祝日は休刊)
    三菱UFJ銀行 Daily Market Report  as of 190823 ~190829 (9/9より本邦祝日は休刊)


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