やはり、こうなったか・・・という思い。
国のやることは、いつもこうだ。
丁寧に説明し、理解をいただいて・・・・・などと言いながら、結局は力(権力)で押し通してしまうんだ。
「処理水」の海洋放出については、適切だと思う。
IAEAのチェックもクリアしているし、科学的根拠も正しいのだろう。
が、国のやり方が前時代的。
お上のすることだから、お前たち下々は黙って従え・・・・・と毎度のパターン。
国が、特に総理や担当大臣たちが何度も何度も現地に足を運び、漁業者たちと対話を交わしていれば、状況は変わったはず。
また周辺各国に対しても同じこと。
胸襟を開いての対話を積み重ねれば、理解は得られるはずなのに、国はいつも一方通行。
そして最後は、「札びらで頬をはたく」ような行為をして、相手を沈黙させる。
今回も、数百億円という金が動くとか動かないとか。
これは沖縄の基地問題も同じこと。
最後は「カネ」をばらまいて、口を封じるのだ。
一番汚いやり方である。
漁協との面会で、岸田は次のように言ったそうだ。
「(漁業者の)生業継続に対する不安に対処すべく、たとえ今後、数十年の長期にわたろうとも、ALPS処理水の処分が完了するまで、政府として責任をもって取り組んで参ります」
過去のことから考えて、これが守られる保証などないのではないか?
これまでどのくらいの「約束」を反故にしてきたことか!
いずれ岸田も総理の座を去る。
その後のことは知ったことではない・・・・と高を括っているのだ。
岸田という男、しなくてもいい決断は早いが、するべき決断はめっちゃ遅い。
似ても焼いても食えない男・・・・・・。