スポーツはアミーゴ

楽しさを語ろう

Jリーグ応援を考える

2013年09月05日 08時00分00秒 | スポーツ

 先日、Jリーグを観戦した。広島のエディオンスタジアムでの
サンフレッチェ広島とFC東京のカード。あいにくの雨模様だったが
FC東京のサポーターも多く駆けつけていた。

 この試合、FC東京が相手のミスを突き先制。広島がエース佐藤の
ゴールで追いついたが、カウンター攻撃で再びFC東京が勝ち越し、
そのまま試合終了となった。

 昨季の覇者・広島は2011年8月以来の2連敗、順位も3位に
後退した。残り試合は10試合。いよいよ優勝争いが白熱してくる。
今季チャンピオンになるのはどこか。混戦模様のなか、それぞれの
ファンにとっては1試合1試合の行方が気になる。

 ところで、その試合の始まる前、FC東京のサポーターが応援歌を
歌っているとき、一緒に観戦した友人がつぶやいた。

 「広島のサポーターは相手が歌うとき、自分らの声援はやめて
歌を聞いてやればいいのにな。互いに歌いあって、讃えあい、
頑張ろうのエールを交換したらいいのにな」

 どこのゲームでも同じだが、ホームチームの方がサポーターの数は多い。
それでもアウエーのサポーターは声を張り上げて、精いっぱい対抗する
光景はいつものことだ。

 でも、友人が言ったように、互いにサポーターをたたえる姿は
見ていて気持ちがいいだろう。日本のサッカー文化向上のためにも
一つのアイデアではないだろうか。

 以前、GKがけがを負って、ピッチ内に救急車が入った試合があった。
その時、相手チームのサポーターが「頑張れ」とその選手を励ますエールを
を送ったことがあった。すがすがしい雰囲気がスタジアムを包んだが、
相手を受け入れる寛容な心も大切な気がする。

 戦いは戦い、友情は友情…思いやりの心、行動があってこそ
気持ちがすっきりするのではないだろうか。

 対決するときはする。でも、讃えあうときがあってもいいだろう。
試合前にピッチに登場するフラッグのフェアプレー精神を、サポーターも
実践してみればもっとゲームが盛り上がるのではないだろうか。
試合を観戦しながら、頭の片隅に、そんな思いが90分間続いていた。

ザック・ジャパン 守りは修正?

2013年09月04日 08時00分00秒 | スポーツ

 ザック・ジャパンは6日に大阪長居スタジアムでグアテマラ代表、
10日には横浜・日産スタジアムでガーナ代表とそれぞれ親善試合を
行う。

 最近の日本は6月のコンフデレーションズカップで3試合9失点、
先月のウルグアイに4失点と4試合で13失点。格上相手に対しての
大量失点が問題視されている。今回の2試合。国際サッカー連盟の
ランキング93位のグアテマラはともかく、ランキング24位の
ガーナとの一戦は、その守りが修正されるかが注目だ。

 攻撃陣を含めての守備意識の共有ができるかが焦点だ。ザッケローニ
監督が、どのようにテコ入れをするかが見どころでもある。

 そうした中で注目したいのが、FC東京のDF森重だ。広島出身の彼は
サンフレッチェ広島のジュニアユースにいた中学生時代はFW。それが
段々とポジションが下がり、皆実高校ではMFのキーマンだった。
そして大分にいた2007年にセンターバックにコンバートされ、守りの
統率役を任せられ、北京オリンピック代表では3試合すべてにフル出場した。

 ポジションは次第に後ろに下がっても、元来がFWだったこともあり、
「攻撃したい」気持ちは常に持ち続けていた。

 しかし2010年に移籍したFC東京で、守りの重要性に気づいた。
持ち味はドリブル突破。しかし当然ながらリスクを背負う。ピンチを
招く場面も見受けられた。
 J2に降格した2011年だった。気持ちを切り替えた。
劣勢の場面なら大きくまずはクリアを選択。まずは失点しないことに
比重をかけた。

 先日のサンフレッチェとのJ1リーグでも、その気持ちが働いたような
プレーに徹し、貴重な勝ち点3をつかんだ。

 攻めているときでも逆襲の危険性を持ちながら、起点として積極的に
仕掛けた。反対に守勢に回った時には守りに徹するプレーを見せ、
主将としてチームを統率した。
 
 憧れだった日本代表に招集されたのは、国内組だけで戦った7月の
東アジアカップ。守りで貢献し優勝へと導いた。そして海外組が合流する
日本代表には8月に続き今回2度目の招集を勝ち取った。

 守備の破たんが続くザック・ジャパン。ここらで一度、森重を起用して
みたらどうだろう。26歳。葛藤しながら成長してきた経験は、必ず
好結果につながると思うのだが…。ザッケローニ監督の英断に期待したい。



 

ニッポン柔道、屈辱の日

2013年09月03日 08時00分00秒 | スポーツ
 ニッポン柔道にとって、9月1日は屈辱の日となった。

 ブラジル・リオデジャネイロでの世界柔道。男女のメダル数は2009年の
ロッテルダム大会と並ぶ史上最少タイの7個。しかも年初に暴力問題が発覚した
女子は1991年のバルセロナたいかいいらいの金メダルゼロに終わった。

 暴力問題の発覚後から噴出した不祥事。会長引責辞任にまで及んだ
日本協会全体の問題の影響があったのかどうかはともかく、
お家芸がいままさに泣いているといってもいいだろう。

 メダル数は男子が金3、銅1、女子が銀1、銅2.男子の金2がまだ救いだが、
それも重量級はなし。いくら体力で劣る日本といっても、それは言い訳にはならない。

 やはり「柔よく剛を制す」の講道館の教えをまもってこそ、ニッポン柔道である・
どのように巻き返すか。新会長のもと、まずはしっかりとした協会自体の組織改革が
一番ではなかろうか。

 組織がしっかりしてこそ、強化方針もしっかりするし、立て直しもできるはずだ。

 今回の結果を踏まえて、柔道界全体で猛省し、捲土重来を期してもらいたい。
それなくしては柔道界だけでなく、日本全体が泣いてしまう。
新会長ら新執行部の手腕を期待したい。

盛り上がったなでしこ杯決勝

2013年09月02日 00時15分40秒 | スポーツ
 きのう9月1日、広島のエディオンスタジアムであった
「なでしこリーグオールスター2013」と「なでしこリーグカップ2013」に
行ってきた。
 あいにくの雨でプレーする選手たちには気の毒だったが、試合の方は2試合とも
熱く燃えた。

 まずはオールスター。といっても、カップ戦決勝に出場する2チームはメンバーに
入らないため、オールスターという名称がどうかな? の疑問もわかなくもないが、
とりあえず楽しめたことは間違いない。

 8チームを第9節までの順位で2チームに分け、それぞれ16人ずつ。うち7人は
サポーター投票で選ばれた選手で、残る9人は推薦されたメンバー。
チーム名はパンテーラとエストレーラ。いずれもポルトガル語で、パンテーラは「豹」、エストレーラは「星」だそうだ。

 試合は「星」が2点を先行したが、すぐさま「豹」が追いかけた。素早い出足はさすが
チーム名通り? 猛然と相手に襲い掛かって同点とした。

 後半9分からわずか10分間に4ゴール。雨の中、詰めかけたファンも大歓声で
“夢の対決”を堪能したようだった。

 続いてのなでしこリーグカップ決勝は、ライバル対決だった。
INAC神戸と岡山湯郷Belle。

 前半、湯郷の看板選手、宮部が素晴らしいFKから先制点。これで俄然盛り上がった。
しかし、神戸が逆襲に転じ追いついた。

 後半はまず湯郷が多くのチャンスをつかんだが、シュートがわずかにそれるなど
ゴールが割れない。すると神戸がリズムをつかみ、カップ戦得点ランキング3位の
ゴーベル・ヤネズが勝ち越し点。神戸が執念をのぞかせた。

 そしてロスタイム3分の少し前、日本代表のエースでもある川澄が3点目を
たたきこんで勝負を決めた。

 それにしても終盤、互いに渾身の力を振り絞っての攻防は、手に汗握るという
表現がぴったりの感じだった。

 ただ、ちょっぴり残念だったのは、まだ故障上がりからか澤に元気がなかった
点である。この日はシュートもゼロ。全盛期のプレー再現を待ち望んだ
ファンには少々がっかりの様子だった。

 それにしても宮間のキックの素晴らしさには、改めて感心した。今後も
日本のエースとして若返ったなでしこジャパンをリードしてもらいたいと思った。

なでしこオールスターに期待

2013年09月01日 08時00分00秒 | スポーツ
 きょう1日、なでしこリーグのオールスター戦が行われる。
しかも、なでしこリーグカップと同時にあるのだから
ファンにとってはワクワクの1日になるだろう。

 会場は広島市のエディオンスタジアム。多くのファンが観戦するかな?

 オールスター戦に出場する選手たちは、31日に原爆慰霊碑に参拝、
犠牲者の冥福を祈ったあと練習したが、皆さん神妙な表情だったとか…。

 話はそれたが、それぞれの選手のファンは、今から楽しみいっぱいの
様子だ。私の知っている元女子サッカー選手は、もう2カ月くらい前から
ウキウキしていたほどだ。

 日ごろの厳しい勝負は忘れて、自分の最高のプレーを
ピッチ上で披露してもらいたいものである。

 もう一つのカップ戦も楽しみだ。
対戦はINAC神戸と岡山湯郷。
準決勝で千葉と対決したINACは、MF澤が6月16日いらいの
フル出場。絶妙の攻め上がりで先制点に絡み、勝利に貢献した。
また、こちらも長期離脱していた近賀もフル出場、初優勝へ
気合のこもったプレーをみせたという。

 一方の岡山湯郷は昨年の女王、日テレを破っての決勝進出。
MF宮間がどのようなプレーとアドバイスでチームをリードするか。

 一瞬も目の離せない緊迫したゲームになることを楽しみにしたい。

 いずれにしろ、2試合も女子サッカーが堪能できるなんて
うれしいじゃないの。願わくは、いいコンディションで
プレーをさせたいものだね。

サッカー日本一はどこ?

2013年08月31日 08時00分00秒 | スポーツ
 きょう31日からサッカー日本一を争う
天皇杯全日本選手権が始まる。
 
 ノックアウト方式では国内最大の大会だろう。
参加はJリーグ(J1、J2)が40チーム、
JFLは6月23日時点での最上位チーム、
そして47都道府県代表、会わせて88チーム。

 まず31日、9月1日の1回戦はJFL1チームと
都道府県代表が対戦する。2回戦からはJリーグが
登場する。

 都道府県代表チームからは「1回戦を突破して
Jクラブと対戦したい」との声が多く聞かれる。
やはり憧れのJクラブとの対戦は、サッカーマンに
とっては、夢なのだろうか。

 ノックアウト方式は面白いし、楽しい。
なぜか? 番狂わせがあるからだ。
本場ヨーロッパでも、南米でも番狂わせがある。
日本でもそれがあるから外から観戦する者に
とっては、たまらない魅力である。

 一方、今回はもう一つ、楽しみがある。
来年スタートする予定のJ3加盟を目指すチームの
戦いだ。加盟に弾みをつけるためにも「打倒J」という
気迫のこもったゲーム、プレーを見たいものである。

 例年の元旦、決勝は国立競技場であったが、
今回でしばらくお別れになる。東京オリンピックの
会場に使うため改修に入るためだ。
 
 来年からの会場は現在募集中だが、かなりの地域から
応募があるようだ。

 最後の国立で決勝対決は、どこになるか―
こちらも興味あるところだ。

 4カ月のロングラン大会。最後に優勝賞金1億円を
手にするのはどこになるのか。元旦のファイナルめざし
熱い戦いを期待したい。
 
 台風の影響を考慮してきょう31日の長崎会場が
1日に延期されたが、ほかの会場はどうなのか。
予定通り開催できるか、ちょっと気になるのだが…。

猛暑、日程の考慮を

2013年08月12日 08時00分00秒 | スポーツ
 日本列島は連日、猛暑が続いている。
 
 中でも10日、11日と2日続けて40度を超える
ところまで出てきた。まだ、収まる気配は見えず、
気象庁は今秋いっぱいは、このような猛暑になると
予報している。

 連日にわたって熱中症での事故が報道されているが、
真剣にこまめな水分補給など対策を講じることが必要だ。

 ところで、九州ではインターハイ、甲子園では高校野球、
さらに各地で夏休みを利用した児童、生徒、学生らの
全国大会が開かれている。

 そこで心配なのが、猛暑の中でのこうした大会だ。
いくら日ごろから鍛えているとはいえ、この暑さが
体力を低下させるのは間違いない。

 スポーツをする人も、観戦・応援する人も
いいコンディションの中での競技がベストである。

 日本列島は確実に温暖化が進んでいる。これまで
行われてきたスケジュールで果たしていいのか…
関係者は真剣に考えるべきではないだろうか。

 健康体であって初めてベストパフォーマンスが
発揮できるのは、異論のないところであろう。

 いろいろな条件があるのはわかるが、こう暑い日が続けば
考えざるを得まい。少しでも気温が下がる夜間に移すなり、
春、あるいは冬に移行するなり、スケジュール調整をして
未来の日本を背負うアスリートを守ることは重要なことである。

 身体を、精神を守ることは、成長過程には絶対必要である。
例年開催してきたから…では、もう何おか言わんやである。
日本のスポーツを守る意味からも、各競技団体はスケジュールについて
配慮は欠かせないと思う。

余裕すら感じるサンフレ

2013年08月11日 08時00分00秒 | スポーツ
 世の中はお盆の休みに入り、昨10日の高速道路は
あちこちで渋滞が繰り返された。ところが、小生は
それと全く逆の現象に悩まされている。

 このブログも5日間、書けなかった。時間の余裕が
全くなく、失礼をしてしまった。今後は可能な限り
“休暇”は散らないようにしたいと肝に銘じた次第だ。

 さて、10日はJリーグの広島対磐田の試合を観戦した。
片や首位の広島に対し、一方の磐田は今シーズンわずか2勝。
新旧交代の余波からなかなか脱出できないでいる。

 でも、昨夜の試合を見る限り、そんなに悪くはない。
相手を欺くパスでチャンスを作った。ただ、惜しむらくは
「運」に見放されているのか、素晴らしいシュートが
バーをたたくとかツキがないことも、低迷の一因だろう。

 一方の広島は、昨シーズンの初優勝が大きな自信と
なっている感じだ。一人一人のプレーに余裕が感じられる。

 無理に攻めにいかないなど、我慢すべきところは我慢し、
気を見て仕掛ける技としたたかさを身に着けてきた感じがする。

 ノリノリサンフレッチェといった方が、当てはまるかもしれない。
今後の展開はどうなるのか、気になるところだが、
よほどのアクシデントさえなければ、今の順位(1位)を
維持するのではないだろうか。

 多くのサポーターの声援を受けて、さらに
ワンランク上のサッカーへ精進するか――
熱い盆をいっそう熱くさせてくれている。

育成の大切さ

2013年08月05日 08時00分00秒 | スポーツ
 どの競技でも同じことがいえると思う。それは「育成」だ。
トップの強化を図るには、まず基本をみっちりたたきこむことは
言うまでもなく、大切なことである。

 先日、ある競技団体の強化責任者と話すことがあった。
そのひと曰く‐。
 
 「最近の選手は器用なプレーはする。しかし、自分で局面を
打開する力が不足している感じがしてならない。
 指導者が勝敗を重視する傾向にあるため、幼少のころから
どうもそちらに目が向きすぎているのではないか。
 基本をしっかり教え込む時間が少ないのだろうと思う。
だから今、トップの強化にしても前だけを見るのでなく、
時には振り返って基礎練習の反復をすることが大切だろう」

 全面的ではないにしろ、ある程度はそうした指導も必要だろう。

 育成方法の根本をもう一度、見直そうということらしい。

 基本の反復⇒育成が重要なことは言わずもがなである。

 そういった趣旨のもとにスタートした大会の一つに
ハンドボールの日本リーグ機構が打ち出した施策がある。

 「ジュニアリーグ」である。
日本ハンドボールリーグ加盟チームの傘下に
小学生(ジュニア)チームを設立・運営しようという動きだ。

 今年で3年目を迎えるが、東西2ブロックに分けて大会を開く。
今回は東ブロックに3チーム、西ブロック女子に1チームが当たらに参加する。

 それぞれリーグ戦で順位を決め、各ブロック1位が
来年3月の日本リーグプレーオフ決勝の前座で優勝決定戦を行う。

 彼ら、彼女らに大舞台に立てる夢を共有させることで
将来にわたってプレーする楽しみを持たせる企画だ。

 今回は東西とも8日から3日間開かれる。
東ブロックが愛知県一宮市総合体育館、
西ブロックが広島市の広島サンプラザホール。

 ちびっ子たちの楽しそうな歓声がホールに充満し、
将来のナショナル選手誕生につながることを楽しみにしている。