スポーツはアミーゴ

楽しさを語ろう

JTバレーに力強い大砲

2013年09月14日 08時00分00秒 | スポーツ
 バレーボールVプレミアリーグの最古参、JTサンダーズに力強い大砲が入部、
13日に会見があり、悲願の初優勝に向け意気込みをを語った。

 日本代表のエース、越川優選手。2002年、高校生として初めて
男子の日本代表に選出された逸材で、ここまで日本代表として活躍している。

 2003年にサントリーに入部、V」リーグ新人賞やプレミアリーグのMVPなど
受賞し。2009年から3シーズン、イタリアでプレー、昨シーズンは古巣の
サントリーでプレー、ベスト6に選ばれた。

 越川選手は会見で「若手に勝つ意識を植え付け、勝つ使命感を伝えたい」と
話し、先頭に立って戦う強い気持ちを披露した。

 JTは昨シーズン8チーム中6位と低迷したが、なかでも決定力不足が目立った。
サーブと強烈なスパイクが持ち味だけに、課題の解消に期待がかかる。

 多くのチームからオファーを受けたが「一番必要としてくれたJTに決めた」と言い、
「将来性の高い若手に日本代表やイタリアでプレーした経験を伝えたい」ときっぱり。

 ブコヴィッチ監督も「国際経験を含めてリーダーシップを発揮してくれることを
期待している」と、チーム力アップへの貢献を楽しみにしている様子だった。

 越川選手は11月からチームに合流、プレミアリーグに臨む。JT復活へ
大車輪の活躍が期待される。

「絆」って本当に強いなあ

2013年09月13日 08時00分00秒 | スポーツ
 2020年の夏季オリンピック大会が決まって、メディアには連日、積極的に
多くの話題を提供している。これから7年、日本は本当に経済発展を遂げ、
国民は豊かになるのだろうか。被災地は復興するのだろうか。
「世界公約」をした安倍総理には、しっかりと仕事をしてもらいたい。

 ところで、連日の五輪フィーバーを見るにつけ、思い出したことがある。
56年前、1964年の東京五輪。国立競技場バックスタンドの最終走者として
聖火を高々と掲げた坂井義則さんだ。

 今でも聖火を右手に掲げ足取りも軽やかに沿道を疾走し、国立競技場の
ゲートをくぐり、長い階段を駆け上がり、高々と聖火を掲げた瞬間、
大きな拍手が沸いたイメージが残っている。

 陸上中距離ランナーだった坂井さんは当時は早大生。
オリンピック強化指定選手だったが、予選で敗れ出場できなかった。
しかし、戦後復興を謳うオリンピックには欠かせない19歳の若者だった。

 この世に生を受けたのは1945年8月6日。それも世界で初めて原爆が
投下された広島だった。広島県のほぼ真ん中に位置する三次市が故郷だ。

 68歳になった今、今回の東京決定の瞬間は「涙があふれ出た」と言っていたという。
おそらく49年前の緊張と興奮、そして大役を無事努め上げたことを
思い出しているだろう。

 その後、フジテレビに入社。アスリートの世界ではなく、メディアとして
72年のミュンヘン大会、96年のアトランタ大会の五輪報道に携わるなど
オリンピックとの縁は切れることはなかった。

 今は7年後の夢を描いているかもしれない坂井さん。その後ろ姿を見て育った
次男の厚弘さんが五輪との絆をつないでいる。
会社は違うがTBS系の会社でスポーツ中継も仕事をこなし、五輪報道にも
関わってきた
 父子2代、アスリートしてでなく、メディアサイドから五輪との絆も
何かの因縁かもしれない。

 坂井さんは聖火のトーチを今も大事にしている。戦後日本の平和の象徴となった
最終走者。平和を追い求める気持ちを7年後の東京に託す。
 
 厚弘さんの長女の名前は「聖奈」ちゃん。7年後には11歳になる。3世代で
五輪を一緒に見て、そして何を語り継ぐのだろうか。やはり平和の尊さかもしれない。
 

 

バッハ新会長は野球・ソフトに興味・

2013年09月12日 08時00分00秒 | スポーツ
 国際オリンピック委員会(IOC)は10日の総会最終日に、ジャック・ロゲ会長の
任期満了に伴う新会長選挙を行い、本命視されていた副会長で弁護士のトーマス・バッハ氏(ドイツ)を選んだ。

 新会長選挙にはバッハ氏のほか、実業家のセルミヤン・ウン副会長(シンガポール)、陸上競技の棒高跳び
世界記録保持者で理事のセルゲイ・ブブカ氏(ウクライナ)、理事で建築家の呉経国氏(台湾)、銀行家の
リチャード・キャリオン委員(プエルトリコ)、元ボート選手としてでオリンピックに出場した
デニス・オズワルド委員(スイス)の5人が名乗りを挙げていた。

 この6人で争われた新会長選挙は、開催地を決める方式と同じように過半数を獲得するまで行われ、
約100人の委員が投票に参加した。2回目でバッハ氏が49票を獲得した。

 新会長の1期目の任期は8年。2020年東京オリンピックの翌年までだ。

 第9代の新会長に選ばれたバッハ氏は59歳。1976年のモントリオールオリンピック
フェンシング男子団体の金メダリスト。金メダリストの会長は初めて。ドイツオリンピック委員会の
会長でもある。

 ロゲ前会長は夏季五輪の実施競技は28を上限としたが、バッハ氏は柔軟さを主張しており、
できるだけ早く全委員で協議をしたいと就任演説で話した。これにより先の実施競技争いで
レスリングに敗れた野球・ソフトボールが東京では復帰の可能性も浮上してきた。日本にとっては
何よりの朗報になるかもしれない

 果たしてバッハ新会長が新体制下でどのような手腕を発揮するか、世界のスポーツ界から
注目が集まっている。

 なお、前のロゲ会長は名誉委員になる。お疲れさんでした。

ワントップ争いはまだ続く

2013年09月11日 08時00分00秒 | スポーツ
 日本代表は10日夜、横浜の日産スタジアムでガーナ代表と対戦。
3-1で逆転勝ちした。本田が代表3試合連続の3点目を決めたほか、
先取点の香川、2点目の遠藤と、3ゴールすべてはMFが挙げたものっだった。

 この試合は守りの修正と同時に、ワントップの“仕事ぶり”だった。
守りは前半1失点したものの、その後は無難にこなした。

 もう一つのテーマであるワントップ争いはどうだったのだろうか。

 先発は柿谷。何度かあったが、ゴールは遠かった。そして後半30分過ぎ
代わってプレーしたのは大迫。こちらもゴールに絡むことはできなかった。

 日本代表の弱点は、シュートがなかなか枠に飛ばないというところがある。
一瞬のスキをつくシュートを決めるかどうかが、レベルの高い世界の舞台で
戦うには欠かせない。ましてゴールを奪うことが役目のワントップとしては
なんとしても確実性を身につけたいところである。

 今回は先のグアテマラ戦でゴールを決めた工藤のプレーは見られなかったが、
3人のワントップ争いはまだまだ続く気配だ。

 とはいえ、来年のブラジルW杯はいつまでも待ってはくれない。できる限り
候補を絞りたいのは、私だけではありまい。ザッケローニ監督もそんな気持ちで
首を長くして、待ち焦がれているはずだ。

 誰が争いから抜け出すか。いつまでも先輩たちのプレーに頼っているわけには
いかない。FWのゴールがなければ、攻撃の幅は広がらないし、攻撃の
バリエーションも限られてくる。
 
 3人の競争は一刻も早くヒートアップして、争いに決着をつけてもらいたい。
日本の戦力底上げには彼らのいっそうの爆発力にかかっているのは
明らかだ。さらなる奮起を首を長くして待っている。

義足のパラリンピアンに感動

2013年09月10日 08時00分00秒 | スポーツ
 2020年東京オリンピックが決まったが、同時にパラリンピックの
開催地にも選ばれた。

 五輪の陰に隠れてあまり表面には出てこないが、このパラリンピック開催は
それ以降の大会に大きく影響しそうだ。今言われているのは「岐路に立つパラリンピック」である。2020年の東京ではっきりとした指針を示すことができるか。
パラリンピックの競技者、関係者は注視している。

 開催都市が決まった国際オリンピック委員会(IOC)総会での
最終プレゼンテーションで高松宮久子さまに続いて壇上に立ったのは
パラリンピアンで、アテネから昨年のロンドンまで3大会連続走り幅跳びで
出場している佐藤真海さんだった。

 そのスピーチは多くのIOC委員の胸を打ったのではないだろうか。堂々と
「スポーツの力」を訴えた。

 佐藤さんは宮城県気仙沼の出身。中学で陸上を始めたが、早大時代の2002年、
骨肉種で右足膝から下を切断した。そのつらい過去に触れながら、スポーツに支えられ
た体験を披露した。それも悲しい表情とともに美しい笑顔でアピールした。

 「新たな夢と笑顔を育む力、希望をもたらす力、人々を結びつける力」と
“スポーツの力”を自身の人生と重ね合わせての4分間。IOC委員だけでなく
多くの人々に感動と勇気を与えたに違いない。

 あえて言えば、彼女のスピーチこそが「東京2002」を手繰り寄せたと
言えるのではないだろうか。

 テレビで見た彼女のスピーチ、そして真っ青な空のような笑顔は、
私の胸の奥深くに浸み込んでいる。

 7年後、彼女が競技を続けているかはわからないが、何がしか大会に
関わっていてもらいたい。貴女が“誘致”させたパラリンピックであり、
オリンピックであるからだ。

 感動の余韻はしばらく私からは離れないだろう。それほどの
名スピーチだったし、これほど胸を打たれたことは、過去にも
そんなにはない。おめでとう! 佐藤真海さん―ゆっくり溜まった
疲れを取ってください。パラリンピックの成功を祈っています。

2020五輪、レスリング残った

2013年09月09日 12時09分00秒 | スポーツ
 2020年のオリンピック開催地に東京が選ばれ、国内は歓びに包まれているが、
日本にとってもう一つの気になっていたのが、レスリングがどうなるかだった。

 国際オリンピック委員会(IOC)総会はけさの投票で、レスリングの残留が決まった。レスリングで多くのメダルを取ってきた日本としては、うれしい限りである。
 
 レスリングは今年2月のIOC理事会で一度は除外候補とされた。その後は残り1枠を巡って世界的な署名活動やルール改正、女子の階級を2つ増やすなどを行い、5月の
理事会では7競技と争った最終候補の3競技に残っていた。

 そして今回。2競技の統括団体をスタートさせた野球・ソフトボール、スカッシュと
競い合い、存続が決まった。

 総会前からレスリング残留濃厚との観測があったものの、投票が終わるまでは
気になっていたのは事実だ。

 投票は95人のIOC委員が行い、1回目でレスリングが過半数の49票を獲得した。
野球・ソフトボールは24表、スカッシュは22票だった。

 残留が決まった瞬間、日本レスリング協会の福田富昭会長の喜びの笑顔が
何とも言えないくらい素敵に見えた。

 これからの強化にも熱が入ることは間違いない。また、多くの選手が世界のマットで
素晴らしい活躍をしてもらいたいものである。

 ちなみに2008年の北京大会を最後に実施されていない野球・ソフトボールは、
大リーグが消極的だったように一枚岩になれなかったことが、響いたのかもしれない。

 初めての実施を目指したスカッシュは、今回もまた涙をのんだのは、悲しいことだと
言わざるを得ない。

 さあ、あす9日(日本時間)はロゲ会長の後任を決める会長選挙が行われる。
誰が新会長になるか、こちらも注目だ。
 

勝ったが、新戦力は?

2013年09月08日 08時00分00秒 | スポーツ
 サッカー日本代表が6日のキリンチャレンジカップでグアテマラに快勝した。
スコアは3対0.完封勝ちは今年6月のワールドカップアジア最終予選のイラクを
1対0で破って以来、8試合ぶりだ。

 世界ランクからすれば当然の結果だろう。日本の37位に対してグアテマラは93位。
それでも前半は圧倒的にボールを支配しながら、チャンスを再三にわたって逃し続けた。

 今回は失点が相次ぐ守りの立て直しに注目したが、ザッケローニ監督が選択したのは
定まらないワントップの新戦力テストだった。

 先発は大迫。香川とはいい連係を見せたが、肝心の決定力不足。前半でベンチに下がった。後半からは柿谷。ザック監督の一番の期待の星と言える。しかし、ミスが多く、こちらも決定力の見せ場はなかった。もう一人は岡崎に代わった工藤。香川からのパスを受け2点目を奪った。

 工藤を含めザック監督の目にどう映ったか。次の10日のガーナとのメンバーが
気になる。

 それはそれとして、先日指摘したDFに森重起用。ザック監督は先発で使ってくれた。しかもフル出場。相手が引いて守ったこともあって、危ない場面はほとんどなく、無難に守った感がしないでもない。こちらもガーナ戦で起用されるか、注目し、楽しみにしている。

 心配なのは青山の離脱だ。後半34分に遠藤と代わってピッチに立った。海外組とは
初めてのプレー。しかも国内での代表戦も初めてだ。前線に積極的にパスを出すなど、短時間ながら持ち味の一端はアピールした。

 しかし、翌7日になって体調不良を訴え、広島に帰った。すぐさま病院で診察を受け
経過を見るため入院したという。

 せっかくつかんだ日本代表の座。本人にしても悔しいだろう。とはいえ、体調が悪ければ仕方がない。次のチャンスを狙って、これまで通りしっかりとプレーをして復活してもらいたいものであるし、願っている。

決まったぞ! 東京五輪

2013年09月08日 05時41分56秒 | スポーツ
 日本で、東京で、再びオリンピックが開催される。
 2020年の開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会で
けさ(8日)東京開催が決まった。

 おなじみのセレモニー。ロゲ会長が封筒から取り出したボードを反転した一瞬、
思わず「緊張」した。次の瞬間、会長は務めて冷静を装うように言った。
「トウキョウ」-。

 感動した。これまでも五輪決定の瞬間をテレビで見てきたが、
やはり「東京」への期待感が強かったのだろう、思わず「万歳」を
叫びたくなった程だった。

 安倍総理、武田招致委理事長の興奮冷めやらぬコメント。フェンシング太田選手の
感極まったように涙する姿…。会場にどれだけの笑顔があったのだろうか。笑顔が
満開だった。

 とにかく56年ぶりにオリンピックがやってくる。しっかり準備して
開催を成功させたいものだ。

 予想通り2都市による決選投票に持ち込まれたが、相手のイスタンブール(トルコ)に24票という大差をつけ、60票を獲得した。

 竹田理事長が「将来のモデルに」と話したが、その点をしっかりと胸に刻み、
準備をしてもらいたいものだ。

 総会直前には福島原発の汚染水漏れ問題という懸念材料が出てきたが
やはりこれまでの培ってきた確かな運営能力などが、IOC委員の評価を
受けたのだろう。

 さあ、今度は準備を怠りなく進めて、新しいオリンピックの姿を世界に
示すことだろう。スポーツの力で被災地の人たちに勇気を与え、さらに
日本国民が「輪」となって、大会を成功させようではないか。

 ニッポンのチカラを世界に…

「東京五輪」いよいよカウントダウン

2013年09月07日 08時00分00秒 | スポーツ
 2020年の東京オリンピック招致はなるのか。
国際オリンピック委員会(IOC)総会がきょう7日からアルゼンチンの
ブエノスアイレスで始まる。
 20年の実施競技、ロゲ会長退任による新会長選出に20年の開催都市を選ぶのが
テーマである。

 果たして東京は56年ぶりの開催が決まるのか、いよいよカウントダウンが
始まった。

 決まるのは日本時間8日早朝の見込みだ。IOC委員はオランダの国王が
辞任して現在は103人。投票はロゲ会長と招致に名乗りを挙げている日本1人、
スペイン3人、トルコ1人の合わせて6人を除いた97人が投票権を持つが、
数人が欠席するとみられている。

 投票はまず、最終プレゼンテーションに続いて1回目の投票が行われ、
過半数に達した都市がなければ、1位と2位の決選投票に持ち込まれる。
その際、3位になった都市の票が、どちらに流れるかが大きな関心事である。

 日本は安全・安心を打ち出し、開催計画は高い評価を得ている。しかし、
ここにきて東京電力福島第1原発の汚染水漏れの問題が出てきた。
 4日には招致委がブエノスアイレスで初めての記者会見を開いたが、
外国メディアからは質問が相次ぎ、対策の説明が不十分だとの不満が出たという。

 総会には安倍総理も乗り込むが、この問題を演説でどのように話すのかも
投票結果に大きく影響を及ぼすかもしれない。

 前回の東京オリンピックでは、新幹線の開通、高速道路の整備など
戦後の復興に大きく寄与してきた。今回、開催が決まれば経済効果は
計り知れないと専門家は話す。

 東京か、イスタンブール(トルコ)か、あるいはマドリード(スペイン)か―。
7日の夜からテレビの前から離れられないのではないだろうか。

 ちなみに五輪招致の専門サイト「ゲームズビッズ・ドットコム」による
立候補3都市を評価する4度目の総合指数によると、東京は62.14でトップ
という。2位はイスタンブール、3位はマドリードだった。この順番でいくのか
―ちょっぴり気になるところだが…。

 汚染水漏れの逆風にさらされている感がしないでもないが、最後まで希望を
持って56年ぶりの東京開催決定を信じて待ちたい。

 今こそ日本には「夢の力」が必要なんだ!

そんなに批判しなくても…

2013年09月06日 08時00分00秒 | スポーツ
 2020年オリンピック開催地を決める国際オリンピック委員会
(JOC)総会が迫ってきた。
 
 東京に再びオリンピックはやってくるのか。招致委員会のメンバーらは
開催されるブエノスアイレス入りして、最後のアピールに懸命だ。

 一方で、多くのメディアは最近、五輪と安倍政権を絡めた報道が多い。
それも原発の汚染水漏れに急きょ対策を打ち出したのは五輪招致を念頭においた、
あるいは高円宮紀久子さまの総会出席に関しては皇室利用ではないかなど、
オリンピック招致活動に批判的とも取れる傾向が見受けられる。

 原発に関しては、確かに手遅れ感もある。海外の不安を払しょくするため
対策を急いだこともあろう。国費(税金)投入への批判も当然聞こえてくる。
しかし、東電だけで、この問題が完全に処理できると考える人は
果たしてどれだけいるだろう。未曾有の大惨事。いくら巨大企業といえども
1民間会社ですべてが収束できるはずはない。

 これには日本全国民が我慢すべきところは我慢して、乗り切るしかない。
それを世界にアピールできれば、日本への印象はぐんとよくなるだろう。

 また、紀久子妃殿下の出席にしても、宮内庁長官が「招致活動の一環と
見られかねない懸念がある」と発言したが、震災復興へのお礼を述べると
言うのだから、そんなに詮索して考えることもなかろう。結果的には
招致活動になったとしても、オリンピックは政治の場ではない。政治と一線を
画していることは、オリンピック憲章にもうたっている。

 メディアは何事でも最近はそうした傾向が見受けられる。
ニュースの速報性ではテレビなど電波媒体には勝ち目はないから、
解説や経過などにウエートを移しているとみられる。
しかし、それとこれとは意味が違う。何も振りかぶって一刀両断的な
報道はいかがなものか。外国メディアの批判的な報道に習う必要は
全くない。

 震災復興に巨額な国費が投入されても、それだけ復旧が早くなれば
いいではないか。中身が変わっていないなど、重箱の隅をつつくような
報道しかできないのだろうか。

 日本国民が素直な気持ちでオリンピックを迎えられたらと思う。
報道は中立で…とよく言われるが、批判ばかりでは中立とは言えない。
「批判が中立」なら、そんなものはそれこそ信用がおけない。

 オリンピック招致に成功し、多くの外国人選手に震災復興が進む
日本を見てもらいたいし、日本国民のたくましさを実感してもらいたい。
また、被災地の多くの人たちにスポーツを通して勇気を与えてもらいたい。
それを後押しするくらいの度量の広さを持って、報道してもらいたいと
切に願う。アベノミクスの追い風になるかもしれない。そうすれば
日本全体が潤うだろう。

 東京オリンピック招致が実現するよう祈っている。