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大相撲の賜杯には謎がある?

2013年10月01日 09時00分00秒 | スポーツ

 大相撲秋場所は白鵬が4場所連続、27度目の優勝を
千秋楽の前日、14日目で決めた。

 歴代優勝回数では1位大鵬の32度にあと5度と迫った。
現役力士では2位の日馬富士(5度)を大きく引き離す。
どこまで記録を伸ばすかは注目だが、千秋楽のインタビューでは
「父がオリンピックでメダルを取っているので、2020年の
東京を楽しみにしている」と話していたが、開会式では
土俵入りを望んでいるのかもしれない。


 それはともかく、優勝力士が受け取る「賜杯」には
“なぞ”があるそうだ。

 今の賜杯は2つ目のものだそうだが、賜杯の裏に刻まれている
日付はなんと「大正十六年四月二十九日」だという。

 大正は15年までしかないのに、なぜ? 文献をみても
理由ははっきりしないらしい。

 一説によると、菊の模様をあしらうことに、当時の宮内省などが
難色を示しており、使用許可がおくれるのを見越してつくったら、
日付より大正が早く終わってしまったということのようだ。

 それはそれとして、日本相撲協会の親方衆にとっては、
強い誇りと思い入れがあるようだ。

 それなら2010年の野球賭博や暴力団観戦問題、
翌11年の八百長問題では、いずれも賜杯を辞退した。
白鵬が10年の名古屋場所では賜杯のない表彰式と
分かっていながら全勝優勝し、悔し涙を流したことがあった。

 力士らにとっては、これほど大事な賜杯。続いた不祥事と
きっぱり縁を切り、改革を真剣に進めてもらいたいものだ。
国民に胸の張れる「伝統を誇る大相撲」であってほしい。


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