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韓国ドラマ「青い海の伝説」第8話⑧
Korean Drama "Legend of the Blue Sea" Episode 8 (8)
☆ジュンジェの母と礼儀
第8話⑦
セファはきっぱり言う。
「私は違うと思う」
「何が違うんだ?」
「私にとっては簡単よ。抑えたくてもその気持ちを抑えられないの」
「…」
「失望したくてもできないわ。本気だから」
ジュンジェはセファを見つめた。セファを見つめているうち、彼は自分の話した言葉が何かの言い訳だったように思えた。
「好きになる予感がしたら、必ず教えてね」
そう言ってセファはベッドを離れた。
その夜、二人はなかなか寝付けなかった。
★★★
ジンジュはカン・ソヒと電話でやりとりしている。
「そうなんです。カルチャーセンターでまな板を作ったんです。アマゾン産の最高級の木を使いました…ですので、ご自宅の台所にいかがですか?」
カン・ソヒに取り入ってうまい投資話の仲間に加えてもらいたいらしい。
「ええ、分かりました。では、週末にお持ちしますね」
ジンジュはお休みを告げて携帯を切った。
ジンジュの電話を聞いていたチャ・シアは言った。
「お姉さんはすごいですね。あの気難しいママに取り入ったんですから」
ジンジュは含み笑いする。
「私がひとつ…男を落とす秘訣を教えてあげましょうか?」
シアは渋い顔になる。ジュンジェとの関係で進展がないからだ。あの女のせいで…。
「男は自分の母親に優しい女性に弱いの」
シアは目を上げる。
「それが何か…」
どこに根拠が(?(、と言いたげな顔をする。
「たとえば、お兄さんよ」
「遊び人だったけど、結局、私を選んだでしょ?」
「…」
「だから、例の彼をゲットしたいと願うなら、まず彼の母親に気に入られることよ」
「でも…その人は…」
「何?」
「あまり家族の話をしないんです。母親の話だって…」
ジンジュは真面目な態度になった。
「母親の住んでるところは知らないの?」
「…」
「江南なら私が見つけられるわよ」
ジンジュの話にシアは思った。家族のことを口にしないジュンジェに今まで気を遣ってきた。目を遠くにやりながらつぶやく。
「今度、顔合わせたら聞いてみようかしら…」
「お酒でも飲ませて聞いてみたら?」
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そこへモ・ユランが二人に飲み物を運んでくる。
シアが飲み物を手にして口に運ぶ。すぐ吐き出した。
「何これ! いつものコーヒーと違うわ」
不味そうな顔をする。
足を止めてモランは説明する。
「今、切らしていて…」
シアはマグカップを皿に戻した。
「私はフェアトレード品以外は飲みません」
「分かりました。買っておきます」
モランはそう言ってシアの分をトレイに戻す。
行こうとして立ち止まる。
「いいでしょうか? 作った人を思いやるのはいいですが、一緒に暮らす人への礼儀も大事だと私は思います」
「私にお説教?」
シアはしかめ面になった。
「そんな気はありませんが、少しでも理解してもらえればと思って」
モランはそう言って背を返した。
シアは呆れ顔になった。
「お義姉さん、今のあれは何ですか?」
ジンジュはひそひそ声で言った。
「ああいう人なの…気にしても仕方ないから話の続きをしましょ」「…」
「早く彼の母親を見つけて、仲良くなることよ。そしたら必ず落とせる。それが一番の近道」
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