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韓国ドラマ「プレーヤー」(連載23)
☆主なキャスト&登場人物
○ソン・スンホン➡(カン・ハリ(チェ・スヒョク))
○クリスタル➡(チャ・アリョン)
○イ・シオン➡(イム・ビョンミン)
○テ・ウォンソク➡(ト・ジヌン)
○キム・ウォネ➡(チャン・インギュ)
「プレーヤー」第2話→(警察も検察も思いのまま)⑨
★★★
表に出て、自分のパソコンの前にやってきたシム・ダルスは、ボコーンと傷の入った自分の車を見て愕然となった。
携帯を取り出しながらぼやいた。
「お、俺の車が…! やったのはどこのどいつだ」
急いで業者に電話をいれるがなかなかつながらない。
「何をやってるんだ…?」
彼の背中を1人の男が通り抜けた。ゴミの山に何かをポンと投げて歩き去る。すでにデーターをコピーし終えたシムチーム長の携帯だった。
★★★
ハリはアリョンと合流した。
「準備できたか?」
アリョンはシム・ダルスから盗み取った身分証(カード)を見せた。
2人はそのカードで部屋に忍び込んだ。
その頃、ビョンミンはシム・ダルスのパソコンに侵入を開始していた。
「やっぱり関係してたか。チェ室長とのメールが大量にある」
ハリに連絡を入れる。
「そうか。コピーしろ…大量?」
突然、言い争いが耳に飛び込んで来る。
「どうした?」
訊ねるが返事は来ない。言い争いが聞こえる。
「見るな」
「なぜだ?」
「忙しいんだ」
「見るくらい、いいだろが」
「見るなら周りを見ろ」
何を揉めてるんだ!
ハリは顔を顰めた。
証拠品などを集め置いた部屋でハリたちの探索は続いた。
「見つけたわ」
アリョンの声がした。
ハリはアリョンの所に歩み寄った。
アリョンはケースからビニール袋に入った何かを取り出していた。それを手にしてハリは頷いた。2人は急いで部屋を出た。
「何で出ないんだ」
携帯を手に苛立ちながらシム・ダルスは部屋に戻ってきた。
目に飛び込んだのは食事する部下たちの姿だ。
「何だ…!」シム・ダルスは腹を立てた。「こんな状況で飯を食ってる場合か?」
1人が弁解した。
「チーム長が頼んだと…」
「何、訳の分かんないこと言ってるんだ」
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その時、シム・ダルスのデスクのパソコンが音を立てた。走り寄ってマウスを握る。画面に見入る。
「おい。誰か俺のパソコンを触ったか?」
1人がパソコン画面を見にやってくる。
パソコン画面は真っ暗になっている。
シム・ダルスは端子から抜けているUSBメモリーを見つけてぼやいた。
「何だ、これは…?」
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何者かが署内に忍び込んだのに気付き、署内の刑事たちはいっせいに外へ飛び出した。
シムチーム長は叫んだ。
「遠くには行ってないはずだ。捜すんだ」
この時、一台の車が動き出す。
刑事たちが叫ぶ。
「いたぞ。あれだ」
ハリとアリョンが走ってきて乗り込んだ。シム・ダルスは走って車に追いすがるがどうにもならない。
刑事たちは自分たちの車に向かって走った。
「追うんだ、逃がすな。ふざけやがって…!」
シム・ダルスの声が辺りに響き渡った。
☆主なキャスト&登場人物
○ソン・スンホン➡(カン・ハリ(チェ・スヒョク))
○クリスタル➡(チャ・アリョン)
○イ・シオン➡(イム・ビョンミン)
○テ・ウォンソク➡(ト・ジヌン)
○キム・ウォネ➡(チャン・インギュ)
「プレーヤー」第2話→(警察も検察も思いのまま)⑨
★★★
表に出て、自分のパソコンの前にやってきたシム・ダルスは、ボコーンと傷の入った自分の車を見て愕然となった。
携帯を取り出しながらぼやいた。
「お、俺の車が…! やったのはどこのどいつだ」
急いで業者に電話をいれるがなかなかつながらない。
「何をやってるんだ…?」
彼の背中を1人の男が通り抜けた。ゴミの山に何かをポンと投げて歩き去る。すでにデーターをコピーし終えたシムチーム長の携帯だった。
★★★
ハリはアリョンと合流した。
「準備できたか?」
アリョンはシム・ダルスから盗み取った身分証(カード)を見せた。
2人はそのカードで部屋に忍び込んだ。
その頃、ビョンミンはシム・ダルスのパソコンに侵入を開始していた。
「やっぱり関係してたか。チェ室長とのメールが大量にある」
ハリに連絡を入れる。
「そうか。コピーしろ…大量?」
突然、言い争いが耳に飛び込んで来る。
「どうした?」
訊ねるが返事は来ない。言い争いが聞こえる。
「見るな」
「なぜだ?」
「忙しいんだ」
「見るくらい、いいだろが」
「見るなら周りを見ろ」
何を揉めてるんだ!
ハリは顔を顰めた。
証拠品などを集め置いた部屋でハリたちの探索は続いた。
「見つけたわ」
アリョンの声がした。
ハリはアリョンの所に歩み寄った。
アリョンはケースからビニール袋に入った何かを取り出していた。それを手にしてハリは頷いた。2人は急いで部屋を出た。
「何で出ないんだ」
携帯を手に苛立ちながらシム・ダルスは部屋に戻ってきた。
目に飛び込んだのは食事する部下たちの姿だ。
「何だ…!」シム・ダルスは腹を立てた。「こんな状況で飯を食ってる場合か?」
1人が弁解した。
「チーム長が頼んだと…」
「何、訳の分かんないこと言ってるんだ」
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その時、シム・ダルスのデスクのパソコンが音を立てた。走り寄ってマウスを握る。画面に見入る。
「おい。誰か俺のパソコンを触ったか?」
1人がパソコン画面を見にやってくる。
パソコン画面は真っ暗になっている。
シム・ダルスは端子から抜けているUSBメモリーを見つけてぼやいた。
「何だ、これは…?」
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何者かが署内に忍び込んだのに気付き、署内の刑事たちはいっせいに外へ飛び出した。
シムチーム長は叫んだ。
「遠くには行ってないはずだ。捜すんだ」
この時、一台の車が動き出す。
刑事たちが叫ぶ。
「いたぞ。あれだ」
ハリとアリョンが走ってきて乗り込んだ。シム・ダルスは走って車に追いすがるがどうにもならない。
刑事たちは自分たちの車に向かって走った。
「追うんだ、逃がすな。ふざけやがって…!」
シム・ダルスの声が辺りに響き渡った。