雨の記号(rain symbol)

プライドママの末路(1)

 強い愛情と保護者意識がかえってひ弱な息子を作り出してしまう。
 と書くと、息子の新婚旅行にもついて行きそうな現代の超過保護ママのことかと思われるかもしれない。
 そうではない。秀吉に寵愛され、寵愛されたがゆえに秀頼を溺愛し、ついには豊臣家滅亡の道筋を自ら作り出すことになってしまった淀君のことである。
 そのことはあとで説明するとして、淀君は美貌の誉れが高かったといわれるあのお市の方の娘である。追加説明すると、気性激しく、その短気さゆえに天下取りの野望を目前で散らすことになってしまった織田信長の妹がそのお市の方である。
 お市の方が美貌の誉れ高かったとの風聞が残るのは、その数奇な人生によって彩られた感が深い。最初の輿入れとなった浅井家の長政が美男のイメージが強いのはお市の、美貌の誉れ、の風聞とドッキングしたものであろうか。
 
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