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韓国ドラマ「青い海の伝説」第16話⑨

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韓国ドラマ「青い海の伝説」第16話⑨



韓国ドラマ「青い海の伝説」第16話⑧


★★★

 戻ってきたモランにジンジュは言った。
「昨夜は興奮して眠れなかったわ。息子さんは元気だった?」
「ええ、元気でした」
「そう。それはよかった。あとは息子さんと一緒に元の家に戻るだけね」
「私がどうしてあの家に?」
「またまた~」
 是が非でもその恩恵に預かりたい表情のジンジュ。
「でも、息子には必ず戻ってもらいます」
 立ち上がろうとするモランをジンジュが制す。
「まだ話の途中よ」
「食事の準備を」
「あら、準備なんて要らないわ。しなくていいわよ。今日は出前を取るわ。それよりもっと話を聞かせて」
「…」
「そうだ。お茶でも飲みましょ。姉さんはコーヒーでいい?」 
 モランはにっこりして答える。
「梅茶を」
「梅茶ね。任せて」
 ジンジュは立ち上がって梅茶を作ろうとするものの勝手がわからない。 
「梅茶はどこにあるのかしら?」
「冷蔵庫の二段目です」
「あ、そうだったわ」
 冷蔵庫を開けてゴソゴソやってるジンジュを見てモランはいう。
「そこじゃなくて内側の上から二段目です」
「ああ、そうか」
「私がやりましょうか?
「ああ、いいのよ。見つけたわ。私に任せておいて」
 そこへジンジュの夫ドンシクが何か手にしていそいそ帰宅した。すごくご機嫌な表情である。
「あら、早いわね。もう話したけど、モランさんが息子さんと再会したのよ」 
 ジンジュはドンシクに言った。

★★★

「この度はおめでとうございます」
 ドンシクはモランにお祝いを述べ、深々と頭を下げる。
 モランもお礼を言う。ドンシクの握っている袋を見て驚く。
「買い物は私の」
「いいのよ」とジンジュ。「外は寒いから歩きで買い物は大変でしょ。だからこの人に頼んでおいたの」
「わざわざすみません」
 モランは恐縮する。
 買い物袋を握り、中から野菜を取り出す。怪訝な顔になる。
「何か問題でも?」とジンジュ。
 モランは言い辛そうに答える。
「野菜は萎れてるし、お肉も脂身が多すぎるような…」
 ジンジュは形相を変える。ドンシクの腕を叩く。
「あなたって人は…! 買い物も満足に出来ないの?」
 ドンシクはモランに詫びる。
「すみません。どれがいいのか、よくわからなくて…」
「いいんです。慣れてないんだから無理もありません。明日、私が行って交換して来ます」
「ほんとにこの人ったら」
 ジンジュはまたドンシクを叩く。
「何でもよく見て買いなさいよ」
「ごめんごめん、ほんとにごめん」
 そこへシアが階段を下りてくるが、モランと目が合って慌てて二階へ引き返す。
 部屋に逃げ帰ったシアのところへモランがやって来る。
「シアさん、いいかしら?」
「はい。私に何かお話でも…?」
 バツの悪いシアは恐縮する。
 モランは歩み寄って訊ねる。
「私の息子が誰か知ってたんでしょ?」
「はい。それをつい、伝えそびれてしまって…」
 シアはしどろもどろで弁解する。
「このことを…ジュンジェに話すんですか?」
 モランは黙ってシアの手を取った。



「話さないわ。ジュンジェから、いい友達だ、って聞きました。友達でいてくれてありがとう。感謝してます」
「…」
「これからも仲良くしてくださいね」
「はい」シアは元気よく答えた。「もちろんです。お母さん、私は…」 
 モランは抱きついて来ようとするシアから反射的に逃れる。
「今まで通り、”おばさん”でいいのよ。では、失礼します」
 モランは笑顔を返し、いそいそ部屋を出て行った。
 親しくされたのに合点がいかない…シアは首を傾げた。
「笑顔だったのに、突き放されたような…今のは何だったの? ジュンジェとの恋はあきらめろってこと?」



 会社の役員たちを従えてチヒョンは歩く。オフィスのホールへジュンジェが1人で現れた。チヒョンの前に立った。
「父さんはどこだ?」
 チヒョンは役員たちを振り返った。
「先に行ってください。すぐ行きます」
 役員たちは一礼して先に立つ。
「彼が実の息子か?」
「そうみたいだ…」
 そんなやりとりを交わしながら幹部たちは歩き去った。
 苦々しい顔でチヒョンは言った。
「お前がここへ何の用だ?」
「父さんはどこ?」
「旅行中だと言っただろ」
「そうか。行き先は?」
 チヒョンは顔をしかめる。やや間をおいて答える。
「ハワイで休養してる」
 ジュンジェは下を向く。苦笑する。顔を上げる。
「ハワイか…」チヒョンを見た。「忘れたのか? 父さんは外国料理が苦手で、こんな長期の滞在はできないはずだ」
「ジュンジェ」
 チヒョンはむっとした顔になる。
「何が言いたい?」
「お前は信じられない」
「…」
「親孝行しろと言ったが、それを取り消す」
 二人はしばし睨み合う。
 ジュンジェは黙って踵を返した。



 ホン刑事らは出入国管理局へやってきた。係に書類を提出した。
「出国記録の確認を…名前はホ・イルジュン。住民番号は5811」
 確認を終えてジュンジェに電話を入れる。
「お前の親父は出国してないぞ。ここ6か月間は外国へ行ってない。国内にいるってことだ」



 ジュンジェは携帯を取り出すとナムドゥに連絡を入れた。
「仕事だ」
 ナムドゥは驚く。声を弾ませる。
「ターゲットは?」
 ナムドゥは後ろを見る。セファがいる。
「ちょっと待て」
 ナムドゥはプールサイドに向かう。
 ジュンジェは答える。
「俺の実家だ」
「何だって? おい、ふざけてるのか? …お前の実家を探るだと? そら、確かに証拠は手に入るかもしれないが…カン・ソヒは恐ろしい女だ」
 セファはそっとナムドゥらの話に聞き耳を立てる。
「…もしもバレたら大変だぞ」
 ジュンジェは指示を出して電話を切った。車に乗って街中に出た。
 指示だけ出してジュンジェは電話を切った。
 どうしたものかナムドゥが考えていると後ろから声がかかった。
「手伝うわ」
 ぎょっとなりながら「何をだ?」とナムドゥ。
「ジュンジェの実家を探るんでしょ? 私も手伝う」
「聞いてたのか…いいよ、お前は関わるな」
「…」
「ん? でも、ホ・チヒョンと親しかったな? お母さんはカン・ソヒを知ってるし…だけど、ジュンジェに怒られるからな…じゃあ、内緒でな」
 セファは小さくこっそり頷いた。



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