NHKの震災をテーマにした番組を観る。
まだ2633人の人が震災で行方不明のままだそうです。
津波で行方不明になった妻に会いたいと今も海に潜って捜そうとしている女川の男性がいる。
震災当時、妻は銀行に勤めていた。
妻は「帰りたい」と夫にメールを送って行方不明になった。
現在、二人の子どもは大きくなり遠くに住んで、男性は慣れない家事を妻の両親と三人で住んでいて料理洗濯などの家事はその男性が鳴れない手でやっている。
妻の元に行きたいと思ったこともある。
でも、妻は津波で流された時、何を思ったか。
きっと家族のことを頼むと思ったに違いない。
だから、自分は妻の元に行くのは止めた。
男性は57歳。
何度も潜る練習をするのですが、なかなかうまく潜れない。
仙台にいる娘は時々父が心配になって様子を見に帰ってくる。
娘はもう半ば諦めてかけている。
でも、男性は潜水士の免許を取って妻を捜す。
潜っていて妻がこの海のどこかにいるんだと思うと心が安らぐという。
夫として最後まで妻を捜すという。