NHKの『目撃!日本列島』、観ました。
映画『八重子のハミング』ができるまでのドキュメンタリーで、先日あったNHK山口の番組とはまた違った映像も加えられていました。
『半落ち』の中でもアルツハイマーの妻が出てきますが、あの頃は認知症はまだそれほど社会問題にはなっていませんでした。
あれから十余年、高齢化社会になり、認知症や介護問題が社会問題として大きく扱われるようになりました。
『八重子のハミング』は萩在住の男性が認知症になった妻の介護の日々を綴ったものです。
佐々部清監督は『八重子のハミング』に出逢い、映画会社に映画化の話を持ち込みますが介護の映画は地味だからと断られます。
監督自身もお母様が晩年認知症になり、「これは映画化しなければ」と強い意志で映画化しようと奔走し、
そして、沢山の方の協力で映画は完成します。
山口県内で公開されましたが、好評で、日頃映画館に足を運ばない多くの高齢者が観に行かれました。
来年、全国でも公開されます。