佐々部清監督が逝ってしまいました。
「え?」
訃報をネットで知った時に思わず声が出てしまいました。
その時、他に報じている所はなく、すぐには信じられませんでした。
佐々部監督の亡くなる数日前、或る場所を歩いていたらどこからか『なごり雪』が聞こえてきて、何故か涙が滲んでいました。
『チルソクの夏』に出会ってから映画を観る楽しさを知りました。
『チルソクの夏』は青春映画ですが、社会派映画でもありました。
佐々部監督の作品は『チルソクの海』『陽はまた昇る』『カーテンコール』『四日間の奇蹟』『出口のない海』『夕凪の街 桜の国』『三本木農業高校、馬術部』『この道』など沢山ありますが、どの作品もしみじみと感動が伝わってくると共にメッセージが伝わってきて好きでした。
今は突然のことに胸にポッカリと穴が空いたような感じです。
あの映画の時はこうだったとか撮影している所に行ったことや映画祭に行った時のことやロケ地に行ったことなど気が付くと色々なことを思い出していました。
まだ62歳、本当に早過ぎます。
これからもっと沢山の映画を制作して欲しかったです。
本当に残念です。
寂しいです。
悲しいです。