この花ハルジオンと言います。子供の時貧乏草って言ってましたが、ちゃんと名前があって間近で写真撮ると意外と綺麗です。意外が失礼です。ごめんなさい。
さて本題です。正しい骨格運動とは?
今まで骨格の崩れ、身体の崩れの事を話の中に出してきました。身体の崩れも、身体の骨組みである骨の並びの崩れと言えるので骨格の崩れとほぼイコールと捉えていただいて良いです。
それでは骨格が崩れると言ってもそもそも正しい骨格がどうあるべきなのかですが、そこが難しい所になります。正しい骨格運動がひとつだけだと逆に動けなくなるのである程度骨と骨の位置関係に許容範囲があります。ただし、それがその次の骨と骨の位置関係によって変わってきます。よくサーカスで椅子や棒をバランス取って立てるのがありますが、あれも動いてないようである程度のバランスの中で微妙に動いています。どこかひとつが崩れそうになると全体のバランスを保つように瞬時に力の入れる方向を変えてバランスを取っています。身体の骨格もそのようにイメージして繋がっている骨と骨の関係性が次の骨との関係性にも影響しています。これを骨と骨の繋がりの中でバランスを取って動く時、繋がりのある動きのため運動連鎖と言います。
ところで全身の骨はおよそ200個位あります。人間の身体の骨は関節包という袋や靭帯や筋肉によって繋がっていますので、単純にサーカスのバランス棒と同じでなく多少バランスが崩れたところでも動けますが、崩れたバランスの中で動く事は関節包、靭帯、筋肉、骨そのもののどこかに無理な負荷をかけている事になります。200個の骨の位置関係のバランスを取っていると考えると凄い事ですよね。サーカスでもやらないです。
竹ぼうきを逆さまに手のひらの上に載せて何秒バランス取れるかみたいな事やった事ありませんか(時代が分かってしまいますが😅)? これが大変な事から考えてもひとつの骨と骨のバランスを取る事だって大変です。それが他の骨と骨の繋ぎ目を支える構造があって多少の時間や少ない回数ならバランスが崩れた状態でも人の骨格は動けますが、バランスの取れない範囲に長時間、何度もいるとそこからバランスは崩れてきます。その崩れたバランスの中でさらに強い負荷がかかって動く時、崩れた骨格の関節、靭帯、関節内構造体、骨にストレスがかかります。そのどこを損傷して問題になるかがいろいろな病気や怪我の原因とも言えます。
ですから正しい骨格運動とは全身の骨がバランス取れた所で動いていて初めて成り立ちます。身体は全部繋がっているので一部のバランスが取れているだけでは、他の部分のどこかに必ずストレスがかかってしまいます。正しい骨格運動ができるとは必ず全身全ての骨格がバランスを取って連鎖して動く事とも言えます。
どうでしょうか? 難しいですが正しい骨格運動の理解が深まったでしょうか。
分かりやすいと思っていただけたらありがたいです。
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