今日は澄み渡るような青空
洗濯と布団を干し終えて、暖かい紅茶を飲む
カップを両手で抱えて、ため息を一つ吐いた
ふと思い浮かんだ単語 『パラレルワールド』
今私は紅茶を飲んでいる
それは過去、色んな選択肢の中から『今』を選んだから
じゃあ・・・もし、違う選択をしていたら
当然今いる『私』は居ない
もしかしてあの分岐点で違う道を選んだ『私』が居て
その『私』は違う人生を歩んでいる?
木の幹から幾重にも伸びていく枝のように、無数のパラレルワールドがあり
無数の『私』がいる?
あの時違う学校に行っていたら
あの時違う所に就職していたら
あの時付き合っていた彼と結婚していたら
あの時離婚していたら
あの時離婚しなかったら・・・・・
すでに人生の半分以上生きてきた私
これからも選ばなければならない道があるのだろう
そして増えていく『パラレルワールド』
そこに生きる『私』
これは無限に、生きている限り広がる世界なのかもしれない
そう考えると、人間が生きている事自体が宇宙なのかもしれない
私が選ばなかった道を選んだ『私』
願わくば、すべての『私』が後悔することなく
最期の時を迎えてほしいと思う