Blog ©ヒナ ─半径5メートルの毎日から見渡す世界

ラテンアメリカでの日々(1999〜)、さいたま市(2014〜北浦和:2021〜緑区)での日記を書いています。

ほれみろ。アカンやないけぇ

2021年07月28日 | 今週のラテンアメリカからの一枚

 

 

*2010年のことです

グァテマラは世界遺産の観光名所アンティグアから南へ約一時間。

太平洋の海街モンテレイへ。ちょっと週末に調査を兼ねてドライブへ。

 

 

 

 

途中からは標高0メートル地帯のマングローブの林。だから道路がないので、マングローブの樹木の間を縦横無尽に通る河(もはや海?)には、いろいろな運搬船の航路がある。

時刻表などあるはずがない。基本、地元民は、マッタリとボッけーーーーーーと、待つ、というか、「居る」。

これが波止場の待合室。

「チケットを買う」とか、「クルマ用に列をつくる」とかいった船着き場でやるべき一連の作業を、いつどこでやるのか。

もはや理性は、熱帯雨林の大樹の根元でただひたすらだらけるジャックフルーツ。

 

クルマもOK。

マジ?

「乗って沈まへん?」

「大丈夫大丈夫」

「・・・」

 

 

ラテンアメリカ全般で言えることだが、ラ米人の「no hay probrema(ノー・プロブレム)」は、「大西ライオン」の「問題ないサー」よりも遙かに薄い。

対抗船とすれ違うと、波の干渉で舟は揺れる。

顔は引きつるを超えてナチュラルハイ。目ん玉は白。

・・・オイ。大丈夫なんか?

 

案の定。

(『イッテQ!』でとてもキケンな乗り物に乗った時の宮川大輔のように)。ハイっ!

「あっかーーん」

・・・

 

 

 


海外に行ってまで血液型を聞く意味がわからない件

2021年07月27日 | 今週のラテンアメリカからの一枚

今日は20時からサッカーのメヒコ戦。

朝から「ヒデキぃ、そっちはどうだ?」と海の向こうからウルサイ。

 確かに試合は、毎日の散歩コース(だった。五輪準備前までは)にある埼スタでやるわけだが。
 観に行くわけでもないし。
 第一、今日は昼からずっと仕事なんよ。

 それでも長いことコロナ禍で行ってないな。雰囲気でも味わおうか。せめて匂いだけでも。
 暑いし。
 こういう暑い日は、開き直って辛いものを汗だくで食べるのも悪くなかろう。

 とはいえ、朝シャワー浴びたばっか。こんなけセミがみぃみぃ鳴くなか買い物に行く気などさらさらない。
 冷蔵庫を漁ってみた。

 ま、先だっても少し書いたと思うが、なんであれ緑と白と赤を揃えとけば見た目はメキシコ料理になる。

 味付けは簡単。この写真の背後に映り込んでる、メキシカンサルサをチョロっといれておけばいい。「Valentina」社製なら間違うことはない。醤油でいうところのキッコーマンだ。

 と、ここまでやっておいてすでにもう面倒くさくなっている。

 後はブッ込んで煮るべし。

 基本、ラ米に関係した作業は、アクションの起動は速攻だが、面倒くさくなって飽きるのもまた早い。

 以前そんなことをグァテマラで日本から遊びにやってきたばかりの友達に言ったら、「それ自分がO型なんだけとちゃうん?」、と。

 冗談も休み休み言え。

 ラテンアメリカは九割以上がO型だ。これを言ってきたヤツ(日本人)の上司(グァテマラ人)を知ってるが、呆れるほど几帳面だ。

 ついでにいうと馬の血液型はたしか三兆とかそんなんだ。血液型で性格を考えてたら競馬実況などできるはずもない。

 

 一方、星座占いには閉口しそうになる。メヒコでこっちは大流行りだ。

 星座によってシティのどこかが決まるらしい。もはや何の占いにもなってない。

 いくつか個人的に説明してみようか。

例えば牡羊座。「パンティトラン」駅。シティの東のはし。空港にも近いことなどから「青砥」か。「よーわからんくても突き進む」、とある。確かにスカイライナーに乗っていても青砥はよーわからんが、とにかくそのまま突き進んでる。

双子座なんか「ソナ・ロッサ」。いわゆるお洒落所。「表参道」か「代官山」か。「社会的にオープン」なんだって。

獅子座。「ソカロ」。メキシコシティど真ん中のクソデカい広場。ウン万人集まれるだろう。「注目の的になりたがる」だって。少しは捻ったことを言え。誰でも言える。

ということで、だんだん飽きてきた。

水瓶座に至っては、「テピート」。「人間の紐帯が強く、反逆的」──テピートとは危ない露店が万くらい密集している、ロケットランチャーでも探せばあるだろう「危険な地域」の代名詞。こうなったら星座占いというよりほとんどエリアの説明。

 

最後にナカタの「魚座」。「チャプルテペック」──でっかい動物園もあるし、泊まるところもいっぱいあるし、怪しげな昼間から飲んでるオヤジも居るし、でも露店とかあってダウンタウンぽいし。
 「上野」かな。

 

 いまはラ米行きの航空もまた、コロナ禍で時刻表むちゃくちゃだけど、アエロメヒコがCDMX(La ciudad de mexico:メキシコ州のメキシコ連邦自治区。NY州のワシントンD.C.みたいなもの)まで成田から直行便を出してる。
 米国は、たとえそのままトランジットでも、いったん入国せんといかんから、クソ長蛇の列に並んで、クソみたいな口の利き方してくるイミグレのヤツに心中で中指を立てなければならないので、これはおすすめ。コロナ禍じゃなかったら、込み込み一五万くらいで往復できる。

 ということで、グリーンカードを持ってない外国人とかUS Citizenでないならば、帰郷する日系人含めて、十年ほど前からはこのアエロメヒコでラ米行きする人が多い。(日本からラ米諸国まではB787とかB777などは、燃料が持たないのでどこか北米で乗り継がないといけないんだろう)。

 そこで、便にもよるが、CDMXで昼前について夕刻に次の便、とかいう場合が多々発生するみたいなのだが、「半日ほど空くからにはセントロに行ってタコスでも食べるか」とかいうのは大間違い。

 正解は、タクシー(いまではUberが蟻の大群のようにウロチョロ走ってる)でどこでもいい。海産物市場の食堂でビール片手に海産物スープを食べること。蟹やら貝やら海老やら魚やら。フードファイターの食レポくらい具の入った海産物スープに、刻んだ玉葱とパクチーを死ぬほどブッ込んで、ライムを10個くらいぶっかけて(これら薬味は全部ラーメン屋のネギのように無料)食す。「美味いもん喰ってる時は誰でも黙る」、間違いなし。

 あと、メキシコのビールといえば「コロナ」、というのも大間違い。あれは、みんなでご飯を食べに行った時に「オレ、今日運転するから酒は飲まんとくわ」という人が飲むモノであり、「XX(ドス・エキス)」やら「INDIO」やら「Modelo」やら。「Victoria」なんか言いはじめたらかなり通。でもなんといっても、「ボヘミア」。ナカタはこのボヘミアで、「世界中のビールを飲み回った」と豪語するベルギー人とビール対決をして負けを認めさせたことがある。

 ビールの話はまた今度。

 キッチンから「ナカタさん、いつまで煮込むのですか」と言われたので、見に行ったら部屋中がチリの臭いで充満してた。

 日が陰って涼しくなったら、近所の酒の量販店で、美味しいメヒコのビールを一本だけ選んでこよう。

 

 


今日の買い物

2021年07月04日 | 今週のラテンアメリカからの一枚

 

*2010年のことです

 

グァテマラ南部の太平洋エリアでのこと。

もう一台同船したのがこれ。

聞けば、「市場に買い物に行った帰り」とのこと。

パパイヤひとつ?

これが今日の予定?

 

いい毎日である。

 

 

 

 

 

 


もはや「シュール」としか言葉が見つからない

2021年07月04日 | 今週のラテンアメリカからの一枚

(10年以上も前の写真です)

アメリカ大陸を縦断する「パン・アメリカン・ハイウェイ」(通称:パンナム)*のグァテマラエリアでは、関係者は知らないはずがない有名な交差点「ロス・エンクエントロス Los Encuentros」にて。(筆者撮影、二〇一〇年)