誰か人が作ったものに感動することや、
自分が作ったものに共鳴してもらえることから得る喜びは
人生にとって多大なものがあるのではないでしょうか？
もし，名曲がだれにも聞かれず，素晴らしい絵画が
一度も人目に触れずに終わるなら，無意味なことでしょう。
芸術は，分かち合い，楽しむために創造されたものです。
鑑賞する人がいなければ何にもなりません。
またこの自然界を見るとその素晴らしさに感動し模倣することにより
自分のアイデンティティーを示したいという願望も
本能的なものです。
「模倣」と「創造」は、「人間」に与えられた能力であり、
神はすべての物をいたずらに創造されたのではありません。
目的をもって創造されました。
それを人と分かち合い，楽しむという目的です。
その為に、まず、
聖書は，「神は人をご自分の像に創造してゆき，
神の像にこれを創造された」と説明しています。（創世記 1:27）
そうです、美を鑑賞する能力は神の属性の一つで、
人間とのコミュニケイションを図る手段といえるかもしれません。
それで、人間が美的感覚を持っている事は，
愛ある創造者が存在し，
知力を持った創造物にご自分の芸術性を楽しむよう望んでおられる
明確な証拠ではないかと私は思っています。
聖書は『神は愛である』と説明しています。
そして，愛の真髄は分け合うことなのです。（ヨハネ第一 4:8）。
では次回、何かと話題のデザインの模倣について、
述べたいと思います。
着物リメイクはフレンチスリーブのワンピースです。
ニット地と古い帯地となんと伊達衿です。
本当に着物リメイクは材料の宝庫に囲まれていますね。
