たまねこ*古布とmy garden

家族写真

森山良子さんの「家族写真」の歌を聴きました。

初めてのお孫さんを想って作られた曲だそうですが、

若くして世を去ったお兄様のことも念頭にあったことでしょう。

「 母よりも背が伸びた兄が少しはにかむ…

 ひとつの屋根の下で喧嘩したり泣いたり
  それでも最後は夕御飯を囲んだ

 変わらないところに帰ってゆける場所がある
 忘れないで ぬくもりはどこにもいかない

 一枚の写真から季節は数を重ね
 新しい家族もうすぐ生まれてきます…」

飛び飛び、歌詞を引用しましたが、本当に日本の日常の

温かい家族のi状況が、思い浮かぶ歌ですね。

人間社会の健全さは,社会を構成する家族の健全さに比例する,

と言われています。家族は社会の最も基本的な単位です。

家族制度がむしばまれると地域社会や国家の力も弱まることを,

古代ギリシャやローマ帝国において歴史が,示しています。

「家族の,また家族生活の安全と向上こそ,文明の主要な目的で

あり,あらゆる勤勉な努力の究極の目標である」と,

ハーバード大学の元学長,チャールズ・W・エリオットは述べました。

でも今日ではどうでしょうか。家庭の崩壊,広がる児童虐待など

衝撃的なニュースが多いですね。

特ここの所、近親者による殺人事件が増えているように思います。

聖書が2,000年ほど前に予告していたように,ますます多くの人が,

「自分を愛する者,……自然の情愛を持たない者,

……善良さを愛さない者,……

神を愛するより快楽を愛する者」となっています。
                    テモテ第二 3:1‐4。

すなわち,終わりの日のしるしです。

でも、そうした影響による態度は昔から見られたとか

統計上は変わらないとか思う人もおられることでしょう。

「彼の到来に関する約束は今どうなっているのか。

我々の父たちは横たえられて休みに就いたが,すべての事が……

これまで常に行なわれたとおりに続いている」。
             (ペテロ第二 3:4,新英訳聖書)

というわけです。

確かに「安全バイヤス」といわれる心を守る安全装置が

人間には備わっているといわれています。

些細なことですぐ反応するなら心の平穏が保てず、

キョソキョソしたり、びくびくした生活になるでしょう。

その為、安全の範囲として脳が自動認識する造り

になっているのだとか…

このこと自体は感謝しなければならないですね。

でも現実の生活で、防災や危機管理に間違った意識も

生じるそうです。

私の家族写真です。



父母と弟が亡くなっています。

弟は教師でした。葬儀の段取りはすべて弟の遺言書どおり行われ、

サイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」が

お葬式のBGMでした。

母の時は好きな曲を聞かれてもわからなかったので、

弟と妹は自分のときは何にするかなどと話し合っていましたが…

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