遺骨を分析する医学者の話らしいのだが、主人公は女性。見ないで文句をつけて申し訳ないが、米のTVドラマBonesそのままじゃないか。オリジナリティ無いなぁ。骨からホントにそこまで判るのかという記者の突っ込みからしてBonesを彷彿させる。
このBones見た目がグロで、ちょっとものを食いながら見られるドラマではないのだが、ストーリーは良く練られていて面白い。骨から生前の顔形、病気の種類までぴたりと当て、殺した犯人を割り出す。主人公テンペランスは空気が読めない学者肌な性格という設定もおかしい。
こういう人がいれば身元不明の死体になった時助かるなぁ。日本だと歯医者に問い合わせが来ると聞いたが、データベースになってるわけでもなかろう。センセ方も大変ですな。ところで、10数年前別の歯科での治療が雑で奥歯がエライ目にあった話はここに度々書いてきた。
根の傷んだ所を取り除き、暫く消毒薬を充填して良くなってから金属の詰め物で塞ぐという処置がやっと終わった。根の部分から金属の土台を入れる上、根の様子を見ながら良くなるのを待つというのが先生の方針なので結構大掛かりになってしまった。『(詰め物が大きいので)これで腐乱死体になっても安心ですね』と無駄口を叩いていたら『たまに警察が聞きに来るよ』・・・マジですか。
お礼を述べて立ち去ろうとしたら『なかなか大変な治療だったから、これ記念にあげる』と歯の石膏モデルを頂く。しかし、こんなもんもろても使い道ありませんがな。センセ、これこそ身元不明のお骨になった時のために・・・『大丈夫。レントゲンで判るから』・・・そーゆー問題かい(笑)

しかし、中々上手に作ってますやん。樹脂で反転型を作りそこに石膏を流してあるのだが、歯の根のずっと奥までちゃんと樹脂が回っている。ウチだと真空引きしておいて注型するけど、口の中じゃ出来ないもんなぁ。この腕があるなら暇なとき、スケールモデルの部品造りません?と言いかけて止める。次行った時、麻酔無しで奥歯抜かれてはたまらんからね。
そうそう、F澤センセ。2ピースの詰めもん金属で作ったら君とこだといくらになる?(笑)作ってから聞くなってか。