gooブログはじめました!

WANTED

ぼーずがジャリの頃のヒーロー、月光仮面は6連発のリボルバーを両手に持ち、撃つ方を交互に突き出しては、際限なく撃てた。6発撃つたび、こまめに装填していたキャラハン刑事が見たらさぞかし羨んだ事だろう。こんな細かな事は気にしなかった子供ぼーずは、ずいぶんと楽しませてもらったと思う。

この映画も子供のようにおおらかな気持ちで観れば良かったのだろうか?『WANTED』。CMに負けてつい見てしまったぜ。以下ネタばれのオンパレードなのでこれから見る人は目をつぶって頂きたい。(・・って、最近こればっかしかい!)

つぶりましたかな??では観るつもりの無い方々へ。・・・貴方がたはすっごく偉い(笑)。物語は千年続いてきた暗殺団の話。伝説のAssassin教団(英語の暗殺assassinの語源だそうな)をモチーフにしたまでは良かったが、本来暗殺には目的があるはずだ。彼らの暗殺には目的がない。ただ命じられたままに殺す。

世の秩序を守るためと言っていたが、誰の判断でターゲットを決め、命令を下してるのかが描かれていない。単なる殺し屋集団?弱気なド素人である主人公を鍛えれば短時間で超一流の殺し屋になれるというのがわからん。おまけに怪我の度に薬湯に浸かり一晩で治る(笑)。ドラゴンボールの見過ぎやっちゅうねん。

6歳の頃、生き別れた父親を殺されたことへの復讐のため、主人公は殺し屋になるのだが、仇を討つよりも先に見ず知らずの人間を殺していく意味はなんなのだ? 肝心の親父は生きていたが、主人公が騙されて殺してしまう。6歳まで暮らしてきたのだ。親父の顔位覚えているだろう。どんでん返しをいくつも用意している割にはお粗末極まりない。

せっせと殺しの訓練に励むが、人間として成長するわけでもない。ひたすら無意味な血を流す。(ほんとに流すんだもんなぁ)ド派手なアクションやCGで目新しさはあるのだが、もう一つスカッとしない映画だ。

唯一の見どころはアンジェリーナ=ジョリーの後姿だろうか。薬湯から上がったシーンが数秒(笑)。映画ベオウルフではお尻がCGで合成されていたからなぁ。もっともそれをモノともせず、凝視した挙句、三つ編みにしたおさげを尻尾と見間違えたマヌケな映画評論家がいたのを思い出した。

ところでこの『WANTED』、結構評価が高いのには驚いた。ま、人それぞれなんだろーが、納得がいかん(笑)。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ひげぼーずのつぶやき」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事