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嗜好の変化

・・・それでは、と言って去ろうとするぼーず達にフロントのおばちゃんは『またのお越しをお待ちしております。』と挨拶してくれた。が、ヒガミ根性の強いぼーずには『もー来るんじゃねーぞ。貧乏人』と聞こえた。

事の起こりは課の解体であった。10数年前、ぼーずはプロジェクトの推進、試作部品の手配を担当する課で働いていた。人数は20名程度であったが、プロジェクトは航空機、ロボットを筆頭に50ほどあり、毎日楽しく?ドタバタを続けていた。

ある日突然、プロジェクト推進と試作部品手配の業務を分けろと監査で指摘された。一つの課が発注と検収、支払いをしているのはおかしいというのだ。(可笑しかったら笑わんかい) すったもんだの挙句、推進は残り、手配部門は資材課に統合される事になった。ぼーずが元の課に残る事になったのはいいが、困ったのは送別会。なにせ課を二分する異動のため、残る半分で出る人を送り出すのはめっちゃ辛い。

幸い、歴代の幹事長が小心もの揃いで親睦会費は毎年黒字を続け、なんと一人頭2万4千円ほど余っていたのだ。残るから言った訳ではないが、これを使わない手はない。ごーかに使い切ってやるぜと後輩を連れて、銀座の有名な料亭へ向かった。

入口のメニューにコース1万8千円からとある。サービス料を入れても2万位か。フフフ、充分だぜ。フロントのおばちゃんに申し込んだ。『申し訳ございませんが、夜のコースは3万5千円からになります。』・・・ガーン・・・すごすごと引き下がったのは言うまでもない。

しかし、なんで和食ってあーも割高なんだろうか。イタリアンや中華等と比べると明らかにそう感じてしまう。この歳になり、肉食獣から和食派に転向したぼーずだが、気軽に食べられ且つリーズナブルな料金の和食店が東京には少ないと思う。

結局、そこからはさして遠からぬ有名なフレンチを予約。シャンペンで乾杯とゆー、うっとこの会社にはおよそ似合わん送別会となった。料理の味?・・・聞かないで欲しい(笑)。もうちょっとでウラミシュランに投書したろかと思いましたぜ。『穴吹編集長、是非この店にサイバラを放って下さい。』

先日、断られた料亭の姉妹店が不祥事を起し、廃業のニュースが流れた。本当は別会社であり、この店に責任は無いのだが、思わず手を叩いてしまった。食い物の恨みは深いぞ(笑)。ま、ぼーずの心が狭いのがイカンのだが
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