ユニゾンが微妙にずれてコーラスになってるような歌をホントにいいと思ってるのかなぁ。特にAKなんちゃら、あれならKGBのおっさんたちにロシア民謡でも歌わせた方が上手いんじゃないか?言わせてもらうと僕が中学の頃、夢中になった連中は凄かった。ジミヘンとクリームで両方ともトリオなのだが、前者はギタリストであるジミヘンの個人バンドであるのに対し、後者は3人が三つ巴で殴り合いとも言える真剣勝負をした。
このクリームは3人とも好きだったのだが、中でもベースのJack=Bruceの自由奔忙な演奏にやられた。当時のベースラインはコード構成音とそれを繋ぐ経過音で構成され、Jackのようにリードギター的な演奏をするベース奏者は特異な存在だった。余談だが日本ではルイズルイス加部が同じようなスタイルだったように思う。
Youtubeを検索すると、クリーム結成当時の演奏を聴く事が出来るが今でも良いと思う。ただ、こんなドツキ合いみたいな演奏が長続きする訳がない。1966年に活動を開始したが僅か2年半で解散している。残念だったので10年ほど前にロイヤルアルバートホールで再結成コンサートが開かれDVD化された時は飛びついて買ってしまった。
はっきり言ってこのDVDは懐かしいなぁとは感じたが、ガキの頃感じたワクワク感は今一つだった。ただ、昔のCDを聴くと未だにそそられるので音楽自体を古く感じた訳ではないと思う。思うに、3人が息の合い過ぎた演奏をしていたからじゃないかな。
息が合ってなぜ悪い・・・それは若い頃の殴り合いのような演奏に感じられた緊張感が無くなったからだと思う。なんだ、つまらんのか?と聞かれるとこれまた困るんだなぁ。3人がニコニコ顔を見合わせながら弾く音も悪くは無い。ある意味安心して聴けるのだ。
これは聴いている自分が歳取ったと言う事なのだろうか?(笑)
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