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じーや修行

たまに有名な若手バンドの演奏をTVなどで見る事がある。音で感心する事は少ないが、エフェクターの多さと、スペアーギターの多さに驚く事が多い。特にスペアーは『お前、コレクションを見せたいんか!?』と突っ込みたくなるほど並べる奴がいる。そこへいくとブルースマンは潔い(笑)。だいたい1本で済ます。

コミックのヘイ!ブルースマンには、ウエストロードがBB=キングの前座で演奏した時、伸ちゃんの弦が1本切れたがそのまま演奏を続けたというエピソードが載っている。ただ、DUOみたいにメンバーが少ない時に切れるとこれはちょっと大ゴトだ。

事の起こりは数年前のこと。伸ちゃんが東京でライブの翌日に京都に帰り、ギタージム。それが終わると次の日はまた東京にとんぼ返りするというハードなスケジュールをこなした事があった。2回目はギターを背負い新幹線で来るという。『335で良かったら、僕のを使いますか?手ぶらで来れば楽やで』と言ったのが始めだった。そらえーわ、ということで前日にギターをライブハウスに届けておいた。

当時ぼーずは青山の本社勤務で、大抵のライブハウスには3~40分で行く事が出来た。その上、業務は2月に一度の報告会以外はまったく自分のペースで進められると言う、恵まれた?ものだった。事実、社員証を持つ自由業とおちょくられてたもんね。

その後、伸ちゃんが新幹線で上京する事が増えた為、弦が切れた時のスペアー用ということで、335かストラトを持ち込むようになった。335は010、ストラトは009とセミアコには太目のゲージを使うのが伸ちゃん流と教えてもらった。有り難かったのはギターの弦高調整まで彼にしてもらったこと。

不思議なのはスペアーを持ち込んだ時に限って、弦は切れない(笑)。切れるのは必ずギター一本だけの時。マーフィーの法則はここでも健在なようだ。で、スペアーは用無しだったのかというとそんな事は無い。律儀な彼は必ず何曲かにぼーずのギターを使ってくれた。

その内、職場が多忙な研究所になったのと、東京でも伸ちゃん専属のぼーやが採用されたので、ギターを持ち込む事も無くなってしまった。後になって思ったが、エフェクターのセッティングだけでも教わっておけばよかった。ぼーやは無理でも、じーや位は出来たかもしれないからだ。
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