正確に言うと10月2日卒業証書なるものをもらった。年のせいか最小必要時間より4時間(5時間かもしれない)多くかかってしまったが、このときは、さすがに嬉しかった。そのまま県の免許試験場に行けばめでたく免許をもらえたのだが、埼玉県は鴻巣というたまにラドンが出る、とんでもない所までいかないとならない。午後からは出社予定だったこともあり、もらいに行くのは月末ということにした。
さて、検定であるが、いつもの教官が判定すると思っていたら、検定官は普段見たことのない、かなり年配の集団だった。考えられるのは警察のOBか?それも試験場で判定をしていた連中じゃないのかな。今度聞いてみようと思う。まぁ、ぼーずの不得手がバランスにあると熟知している教官達に見られなくて済むと考えただけでも気が楽になった。
彼らはコースの難ポイントに張り付くのかと思っていたらそうでもない。苦手の1本橋などはかなり遠くから見ている。これなら少々脱輪しても判らんのじゃないか(笑)。ところで、事前の説明会でクランクを走行中にバランスを崩したらどうするかと問われ『ばれないように足をつく』と答えた所、堂々とつけと言われる。足つきは減点対象ではないと言うのだ。し、知らんかった。それも30年間。そりゃそうだろうなぁ、トライアルじゃないんだから。
この日の検定コースはAコースと呼ばれた普段の練習路に坂道発進、スラローム、一本橋、急制動の課題コースが追加されたものだった。大型の受験者は5名だったので第2グループに入れられた。1グループを見ているとサイドスタンドを立ててエンジンを回し、ミラーの確認もせずに発進していたが、検定官はメモる様子も無い。気楽に行けばよさそうだ。
自分の番になり、後方確認をしながらまたがると大げさにミラーの様子をチェック(笑)走り出すうちに雑念が消えていくのが分かる。動作はすべて声に出す。『右ウインカー』『後方確認』『ウインカー戻し』JRの車掌みたいだが、漏れは防げる。最後の難関、波状路もなんとかこなした。
最後の課題コースで考えた。恐らく、これまでにひどい減点は無いはずだ。一本橋は10秒以上かけて渡らないと減点だが、それで落ちることは無いという。反対にゆっくり行って橋から落ちれば即検定中止だ。これは早く渡ってしまおう。渡り切る寸前にリアブレーキを軽く踏み、誠意??だけは見せておいた。
走行後、注意を受けたのは坂道で止まる時にフロントブレーキが強すぎることと、一本橋を渡る速度が速過ぎたの2点だった。一本橋は確信犯だが、坂道はどのくらいの減点だろう。教室に集められドキドキして待つ受験生に向かって、教官の曰く『今日は全員合格』。免許を取っても大型は面倒と言ってはばからなかったぼーずではあるが、最近ちょっと大きいのもいいかなと思い始めている。
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