高校時代から悪ガキどものタマリ場になっていたのが、仁川にあった友人Oの家だった。と言っても最近よくある、躾に無関心な両親が不在気味でそれをいいことにクソガキがたむろしているというような不健康なものではなく、Oのおとっつぁん、おっかさんの居る時に皆が好んで行くという、健全な・・・あちらからすればまことにクソ迷惑な集まり方だったと思う。
ある日、O家に向かう途中、畑の横でドでかい大根を50円で売っていた。即、横の公衆電話(当時携帯なんぞないからね)から『大根安いけどいる?』とかけたら『2本買ってきて』と言われたことがあった。土産に大根2本持ってったなんてのはここ以外には思い付かない。しかもバイクの荷台から落とし、拾いに戻るという間抜けなおまけ付き(笑)
ここのおとっつぁんは大学図書館の責任者でダンディー且つモダンな紳士だった。当時、われわれガキンチョにドリップコーヒーなんぞを出してくれたのはO家だけだったと思う。最後には淹れ方まで教わり、それからウチもドリップ党になったもんだ。Oが地方の国立大に入学した為、やや訪れる回数は減ったが彼がいないのに泊まりに行く剛の者も存在したと聞く。
たまにOが帰省すると皆が押し掛け、夏には寝袋に入ったまま廊下にマグロのように並ぶ有様。我々のマドンナであった小さい姉さん(次女ですな)は玄関に出るまでハードル選手並みの運動だったと言っていた。ところで何人いたの?と聞くので、次からは因幡の白ウサギ方式で踏んで数えたらと進言しておいた。
月日が経ち、阪神大地震も通り過ぎた今、仁川にあったO家はもう人手に渡ったというが、友人のOは表六甲山麓に豪邸を建てた。両隣は家だが裏庭は林に連なるローケーション。ドでかいバーベキューコンロが似合う洒落た庭になっている。今回ここへ元悪ガキ共を招待してくれたのだ。O家のDNAだなぁ(笑)。
人様の家を勝手にUPするのも何なので、取り敢えず美味かったビールを(笑)。美味いはずでアルコール度数はなんと2桁、日本酒に迫りそうな代物で飲み過ぎたらエライ事になりそう。炭酸系アルコールで量を飲むと記憶が飛ぶのは僕だけかな?。シャンペンのマグナムは効くぞ。
『ドリブルでかかって来い』と言わんばかりのワンコ君(笑)。お前が知らんだけで、俺の横にいる白髪のおっさんは高校サッカー元県代表だからな。昔、O家のすぐ近くに住んでいた大谷亮介(TVドラマ、相棒を抜けて暇になってるはず)なんかボール持ったら放さんかったし。今度勝負してみろ。
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