確かに、『髪の毛1本ほどのごくわずかな差で危機におちいりそうな危ない瀬戸際』(大辞泉)という語源を考えれば髪なんだろうが、目が覚えたものはなかなか忘れない。教師もこれをわざわざテストに出すなんて、結構ムキになってたんじゃないだろうか。
回りくどい言い方をしたが、危機一髪だったのはランボー4の前売り映画券(笑)。ま、確かに無駄にしても1300円、危機というほどではないが、五百円をケチって、折角の前売りを買ったのに使わないとは自分のアホを証明するようなもんだ。よって平日に、残業を終えてから大泉学園のTJoyに向かう。上映はなんと21:30PMから、終わりは24時前だぜ(苦笑)。
映画はめっちゃリアルだった。画質が切り替わり、ンと思ったら死体がゴロゴロ。なんかドキュメント映画を見せられているようだった。こりゃ数年経ってもTVじゃやらんだろうな。筋はいつもの単純明快。感激したのは還暦のオジンが強い。顔は若干ふっくらとしたが相変わらずのアクションを見せてくれた。
もう上映しているところは限られ、ネタバレも許されると思うのだが、ちょっと1~3と趣が違うような気がした。 ぼーずが初めて戦場で悲惨な民間人犠牲者の写真を見たのはヴェトナム戦争の時であった。米軍が村人をほぼ全員虐殺したと聞いたのも同じ戦争だ。
この映画で、ランボーは戦うことにより人生の落とし前をつけ、3からずっと暮らしていたと思われるタイを離れ、故郷に帰る選択をした。映画は彼が生家の牧場に向かって歩く姿を延々と映し、終わった。親がまだ生きているのか?兄弟たちは・・それについては一切語らず、ただ歩いているシーンだけで終わったのだが、いい作りだと思う。
ところで、アメリカはどうやってヴェトナム戦争の落とし前を付けるのだろうか?映画ではビルマの圧制者をやつけてはいたが、ヴェトナムでは同じことをやっていたわけだ。落とし前をつけたのはランボーだけじゃないか?まだそれが出来ない人たちはどうすればいいというのだろう。娯楽映画にそれを求めるのはヤボなんだろうな。
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