我々も60の大台に近付き、早期退職や子会社に出向した者も多い。自営や一部の経営者を除けば、いわゆる先が見えた状態になってきた。懐かしい顔を見たいと言うよりは、本音で馬鹿を言い合える仲間を求めだしたんじゃないかな。
平穏な余生を送っていたスパイ達が大活躍する映画を観た。RED (Retired Extremely Dangerous:引退した超危険人物)だ。ブルース=ウィリス演じる引退した元CIAの分析官(実は破壊工作が得意なバリバリのスパイ)フランクは年金の小切手を破り捨ててはそれを口実に担当の女性と会話を楽しむ暇な爺さんだった。
ある日突然、フランクは武装グループのド派手な襲撃を受け、なんとか撃退するが裏に隠された企みを感じ取る。そして、かつての同僚達も襲われだしたのを知り、生き残った仲間と反撃に出る。同じ引退スパイ物の愚作エクスペンダブルズより遥かに面白かった。
特に、ひょんなことから仲間に加わった元MI6諜報部員のヴィクトリア(ヘレン・ミレン)婆ちゃんが素敵に可愛いんだなぁ。筋は荒唐無稽と言えばそれまでだが、元KGBまで仲間にする等、あり得ない力技の連続で上手に観客を引き込んでいく。
ジェイソン=ボーン最終作で最強の敵役を演じたカール=アーバンが本作でも好敵手を演じ、いい味を出していた。ユーザーレビューの評価は低いが、楽しめた映画だった。もっとも、そろそろお役御免の年に近付いたぼーずの個人的な思い入れが強く影響した為にそう思ったのかもしれない。
ま、口が裂けても『今の若い奴には負けない』なんて言わないけど、これ位元気な年寄りになってやろうとは思う。まぁ、ぼーずがなれるとしたらRED (Retired Extremely Dumb:引退したドアホ) がいいところかもしれないが。
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